紙 版
日本語学・日本語教育学・日本文学・国語教育学の具体的事例を題材に、「探究」を「研究」へ深めるヒントを紹介する実践ガイド。
| 出版年月 | 2026年05月27日 |
|---|---|
| ISBN | 978-4-87259-867-4 C3037 |
| 判型・頁数 | B5判・142ページ |
| 定価 | 本体2,200円(税込2,420円) |
| 在庫 | 未刊・予約受付中 |

「探究」から「研究」へ!日本語学・日本語教育学・日本文学・国語教育学の具体的な事例を題材に、アイデア出しからフィールドワーク・発表・評価までサポートする実践ガイド
高等学校において必修化された「総合的な探究の時間」。主体的に探究活動に取り組み、課題を発見して新たな価値を創造するというその目標は、大学の研究活動や卒業論文にも通じるものです。しかし、高校で課題解決型の探究活動を行ってきた人にとっては、言語や文化、教科で言えば「国語」に関連する内容で探究を進めることができるのかと疑問に思うこともあるのではないでしょうか。本書は、高校までに「国語」で探究活動に取り組んだことがある人も、そうでない人も、これまでの学びを深め、言語文化や言語生活を対象に「問い」を立て育むことができるようにサポートする実践ガイドです。
「お降りの方はこのボタンを押してください」とはどのボタンか?エスニック料理の「本場の味」とは何か?『平家物語』の木曽義仲をどう評価するべきか?第Ⅰ部では、そんな日本語学・日本語教育学・日本文学・国語教育学の具体的な事例を題材に、言葉や文化にまつわる「引っかかり」を「問い」へと育て、探究を深めるためのヒントを多数収録。大学のゼミや図書館、料理店といった身近な場所や、古典教材という書物を通して出会える世界などを舞台に、問いの立て方を紹介します。第Ⅱ部は、探究事例を自分の関心に引き付けて深め、研究の第一歩を踏み出すためのワークシートやチェックリストを収録しました。第Ⅰ部と第Ⅱ部を合わせて学習・実践することで、個のなかに芽生える違和感にじっくり向き合う「閉じられた側面」と、個のなかの違和感を他者に問いかける「開かれた側面」の両面から探究を深めることができます。言語文化的な問いを立てるプロセスを通して、論理的な思考力や表現力、コミュニケーション能力を養い、「探究」から「研究」へと踏み出すための一冊。
第Ⅰ部 「探究」を知る事例
第1講 日本語学・国語教育で「問い」を立てる
第2講 図書館で図書の語彙・表現を調査する
第3講 指示詞「この」の先行研究を調べてレポートを書く
第4講 エスニック料理店でフィールドノートを書く
第5講 難民のための日本語教室を作る:社会での知識の応用
第6講 古文教材を用いて国語の授業を作る:教材の探究
第Ⅱ部 「協働」を学ぶ教材
ツール1 発想・連想を楽しむ:読む、書くの準備
ツール2 協働する:“初めまして”から情報を共有するまで
ツール3 フィールドノートを執筆・推敲する
ツール4 発表で伝える:発表スライドと話し方
ツール5 発表評価シート
ツール6 レポートを提出する前のチェックリスト
ツール7 研究計画を書くためのワークシート
設樂馨(シタラカオル)
武庫川女子大学文学部 准教授
第Ⅰ部第2~3講、第Ⅱ部ツール1~2担当
専門は日本語学
林貴哉(ハヤシタカヤ)
武庫川女子大学文学部 講師
第Ⅰ部第4講、第Ⅱ部ツール3担当
専門は応用言語学
加藤祥(カトウサチ)
北海道大学大学院文学研究院 准教授
第Ⅰ部第1講、第Ⅱ部ツール5~7担当
専門は日本語学
鈴木美穂(スズキミホ)
目白大学外国語学部 准教授
第Ⅰ部第5講、第Ⅱ部ツール4担当
専門は日本語教育
村山太郎(ムラヤマタロウ)
武庫川女子大学文学部 准教授
第Ⅰ部第6講担当
専門は中古文学、国語教育学
正誤表
本書に下記の誤記がありましたので、お詫びして訂正いたします。
errata20260428_gengotankyu.pdf











