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古代中国における犬食の習慣は歴史が長く,奥行きが広く,陰陽五行思想や忠君,敬老,養生およ
び等級制度といった中国独特の礼文化に根ざしたものであり,まさに一種の食文化,食の思想とい
える.
本書は犬を祀り食用とするこの中国の習慣を,陰陽五行思想や中国伝統医学との関連から詳細に調
査し,古代から現代までを追った初めての書である.
出版年月 | 2005年02月01日 |
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ISBN | 978-4-87259-188-0 C3039 |
判型・頁数 | A5判・414ページ |
定価 | 本体6,000円(税込6,600円) |
在庫 | 品切れ・重版未定 |
古代中国における犬食の習慣は歴史が長く,奥行きが広く,陰陽五行思想や忠君,敬老,養生およ
び等級制度といった中国独特の礼文化に根ざしたものであり,まさに一種の食文化,食の思想とい
える.
本書は犬を祀り食用とするこの中国の習慣を,陰陽五行思想や中国伝統医学との関連から詳細に調
査し,古代から現代までを追った初めての書である.
第1篇 犬の食用
1 古代祭祀儀礼と犬食の習俗
2 陰陽五行と犬食の習俗
3 古代中国における犬食の習俗
第2篇 犬による祭祀
1 犬と祭祀
2 犬と鬼やらい
第3篇 犬文化の衰退
1 中古時代以降における犬文化の変容
桂小蘭(ケイショウラン)
国立民族博物館外来研究員・中山大学族群研究センター客員研究員