紙 版
犬を祀り食用とするこの中国の習慣を,陰陽五行思想や中国伝統医学との関連から詳細に調査し,古代から現代までを追った初めての書
出版年月 | 2020年09月30日 |
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ISBN | 978-4-87259-720-2 C3039 |
判型・頁数 | A5判・414ページ |
定価 | 本体6,000円(税込6,600円) |
在庫 | 在庫あり |
〇前著は2005年に刊行。このたび新装版として15年ぶりに刊行する。
〇古代中国における犬食の習慣は歴史が長く,奥行きが広く,陰陽五行思想や忠君,敬老,養生および等級制度といった中国独特の礼文化に根ざしたものであり,まさに一種の食文化,食の思想といえる.
本書は犬を祀り食用とするこの中国の習慣を,陰陽五行思想や中国伝統医学との関連から詳細に調査し,古代から現代までを追った初めての書である.
第1篇 犬の食用
1 古代祭祀儀礼と犬食の習俗
2 陰陽五行と犬食の習俗
3 古代中国における犬食の習俗
第2篇 犬による祭祀
1 犬と祭祀
2 犬と鬼やらい
第3篇 犬文化の衰退
1 中古時代以降における犬文化の変容
桂小蘭(ケイショウラン)
国立民族博物館外来研究員・中山大学族群研究センター客員研究員