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帝国日本の統治法

内地と植民地朝鮮・台湾の地方制度を焦点とする

山中永之佑

紙 版電子版

日本が侵略した歴史的事実を法制度からとらえた書。朝鮮と台湾の市町村に当たる小さな単位の地方制度も重視した初めての書

出版年月2021年03月31日
ISBN978-4-87259-676-2 C3032
判型・頁数 A5判・990ページ
定価本体15,000円(税込16,500円)
在庫在庫あり
内容紹介
目 次
著者略歴

従来日本近代法制史の研究は内地を中心に行われた。
しかし、帝国日本の支配をトータルにとらえるためには、植民地朝鮮、台湾についてもその法制度を研究することが不可欠である。
近年、日本及び両国で公表されてきた研究も含め、市町村に当たる小さな単位に至るまで、その地方制度がどのようになっていたか、そして実際にはその制度の下でどのように人々が行動したかを資料に基づいて新たに解明し、侵略の歴史的事実を明らかにすることが本書の目的である。

Ⅰ帝国日本の成立と内地・朝鮮・台湾の統治法 
1 普選・治安維持法体制の成立と地方制度の改正及び行政救済法 
2 朝鮮における1920年の地方制度改正と軍事、治安・教育法体制 
3 台湾における1920年の地方制度改正と軍事、治安・教育体制 
4 朝鮮の面制、台湾の街庄制を中心に、地方統治構造の差異と共通性 

Ⅱファシズム法体制形成・成立・崩壊期の内地・朝鮮・台湾の地方制度 
1 1923年の地方制度改正から1943年の地方制度改正へ 
2 朝鮮における1930年の地方制度改正 
3 台湾における1935年の地方制度改正 
終 帝国日本の統治法の基本構造

山中永之佑(ヤマナカエイノスケ)

大阪大学名誉教授、法学博士、近代法制史

NEWS・イベント・書評等

書評・紹介 2023年7月5日

『帝国日本の統治法』が『法制史研究』にて書評されました

本書のの書評が、『法制史研究』72号にて掲載されました。評者は出口雄一先生(慶応義塾大学)です。「山中氏が長年にわたって蓄積してきた近代日本を対象とする法制史学の集大成」


書評・紹介 2022年8月23日

『帝国日本の統治法』の書評が掲載されました

『日本歴史』9月号に、山中永之佑・著『帝国日本の統治法―内地と植民地朝鮮・台湾の地方制度を焦点とする』の書評が掲載されました。評者は檜山幸夫先生(中京大学)です。


書評・紹介 2021年11月1日

『帝国日本の統治法』の書評が掲載されました。

『帝国日本の統治法―内地と植民地朝鮮・台湾の地方制度を焦点とする』(山中永之佑・著)の書評が『都市問題』11月号に掲載されました。
「現代的な問題意識をもって歴史研究に向き合うことの重要性にも切り込む。まさに重厚な一書である」(評者=高希麗氏)

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