全ての書籍 シリーズ・叢書/阪大リーブル/歴史・地理 グローバルヒストリーと帝国
紙 版電子版
大阪大学の5研究科共同のリレー講義「歴史学方法論講義」のためのテキスト.
グローバルヒストリーは国境と地域を越えて地球的規模で展開する人類史の課題の考察であり,本書では広域支配を目指す「帝国」に焦点が絞られる.
しかも,西欧中心史観を相対化するため,アメリカや西欧の帝国にとどまらず,モンゴル帝国や日本帝国も重要な柱になっている.
好評を博した前著『歴史学のフロンティア』の続編.
【執筆者】
堤一昭、向正樹、中村武司、長縄宣博、後藤敦史、飯塚一幸、中嶋啓雄
出版年月 | 2013年03月01日 |
---|---|
ISBN | 978-4-87259-426-3 C1320 |
判型・頁数 | 四六判・304ページ |
定価 | 本体2,100円(税込2,310円) |
在庫 | 品切れ・電子版あり |
大阪大学の5研究科共同のリレー講義「歴史学方法論講義」のためのテキスト.
グローバルヒストリーは国境と地域を越えて地球的規模で展開する人類史の課題の考察であり,本書では広域支配を目指す「帝国」に焦点が絞られる.
しかも,西欧中心史観を相対化するため,アメリカや西欧の帝国にとどまらず,モンゴル帝国や日本帝国も重要な柱になっている.
好評を博した前著『歴史学のフロンティア』の続編.
【執筆者】
堤一昭、向正樹、中村武司、長縄宣博、後藤敦史、飯塚一幸、中嶋啓雄
序章 グローバルヒストリーと帝国
第一章 モンゴル帝国と中国
第二章 モンゴル・シーパワーの構造と変遷
第三章 中世大越(ベトナム)の農村社会に関する比較史的検討
第四章 十八世紀のイギリス帝国と「旧き腐敗」
第五章 近代帝国の統治とイスラームの相互連関
第六章 十八〜十九世紀の北太平洋と日本の開国
第七章 日清戦争論の現在
第八章 綿業が紡ぐ世界史
弟九章 チャールズ・A・ビアードの反「帝国」論再考
秋田茂(アキタ シゲル)
1958年生まれ。大阪大学大学院文学研究科・世界史講座・教授
(主要業績)『イギリス帝国とアジア国際秩序―ヘゲモニー国家から帝国的な構造的権力へ』(名古屋大学出版会、2003 年)、『イギリス帝国の歴史―アジアから考える』(中公新書、2012年)
桃木至朗(モモキ)
1955年生まれ。大阪大学大学院文学研究科・世界史講座・教授
(主要業績)『中世大越国家の成立と変容』(大阪大学出版会、2011 年)、『わかる歴史・面白い歴史・役に立つ歴史―歴史学と歴史教育の再生をめざして』(大阪大学出版会、2009年)
受賞 2013年5月17日