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全ての書籍 阪大リーブル文学 「羅生門」の世界と芥川文学

阪大リーブル 66

「羅生門」の世界と芥川文学

清水 康次

紙 版電子版

芥川はなぜ早々と完成度の高い作品「羅生門」を作ることができたのか。当時の状況と先行文学の影響力を明らかにする。

出版年月2019年01月25日
ISBN978-4-87259-448-5 C1395
判型・頁数 四六判・244ページ
定価本体2,000円(税込2,200円)
在庫在庫あり
内容紹介
目 次
著者略歴

「羅生門」が書かれたのは、まだ日本に西洋文学風の短編小説形式が整っていなかった時代である。芥川はなぜこれほど早い時期に完成度の高い作品を作ることができたのか。近代文学確立期の文学状況と、西洋文学を中心とする先行文学の影響力を明らかにするとともに、芥川の読書遍歴、問題意識や新たな作品解釈から、初期の作品づくりや表現力の知られざる特徴を解き明かす。

はじめに
第一章 芥川龍之介が生きた時代と「羅生門」
第二章 芥川の読書遍歴
第三章 「羅生門」までの道のり
第四章 「羅生門」の世界を読み解く
第五章 引きつがれていくエゴイズムの問題―「鼻」「芋粥」
第六章 独自の創作方法―「羅生門」「鼻」「芋粥」の共通点
第七章 「偸盗」に賭けた問題の解決
付録資料 「羅生門」
あとがき

コラム1 短編小説という様式の問題
コラム2 「今昔物語集」と芥川
コラム3 「八犬伝」「水滸伝」と芥川
コラム4 アナトール・フランス
コラム5 「聊斎志異」と芥川
コラム6 森鷗外の訳業の影響
コラム7 羅生門の鬼の伝説
コラム8 井川(恒藤)恭・山本喜誉司と芥川
コラム9 「鼻」のあらすじ
コラム10 「芋粥」のあらすじ
コラム11 「酒虫」のあらすじ
コラム12 「偸盗」のあらすじ

清水 康次(シミズ ヤスツグ)

1954年、奈良県生まれ。京都大学大学院文学研究科国語学国文学専攻修士課程修了。
大阪女子大学助教授、京都光華女子大学教授等を経て、大阪大学大学院文学研究科教授。博士(文学)(京都大学)。
著書に、『芥川文学の方法と世界』(和泉書院、1994.4)、『芥川龍之介作品論集成 第4巻 舞踏会 開化期・現代物の世界』(編集共著、翰林書房、1999.6)など。論文等に、「単行本書誌」(『漱石全集』第27巻、岩波書店、1997.12)、「『白樺』における西洋美術―初期数年間の西洋美術紹介を中心に―」(『大阪大学大学院文学研究科紀要』2017.3)など。

NEWS・イベント・書評等

書評・紹介 2019年4月13日

『「羅生門」の世界と芥川文学』

2019年4月13日付:「図書新聞」に書評が掲載されました。(評者:今野哲氏)