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高校教科書にも登場する通説「田畑勝手作の禁」を問直し、幕府商品作物政策の実情を明らかにする。
従来の近世農政史理解に修正を迫る研究。
出版年月 | 2012年10月01日 |
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ISBN | 978-4-87259-412-6 C3021 |
判型・頁数 | A5判・392ページ |
定価 | 本体5,800円(税込6,380円) |
在庫 | 在庫あり |
高校教科書にも登場する通説「田畑勝手作の禁」を問直し、幕府商品作物政策の実情を明らかにする。
従来の近世農政史理解に修正を迫る研究。
序 章 本書の問題関心・課題と構成
第1章 「田畑勝手作の禁」の再検討
第2章 幕府検地・検地条目と商品作物
第3章 紅花と藍作
第4章 綿作と貢租制度
第5章 近世前期幕府商品作物政策の構造と論理
第6章 享保改革期農政と商品作物
第7章 享保改革期貢租政策と石高制=近世貢租体系の変容・転換
終 章 総括と展望
補論1 「田畑勝手作の禁」通説化について
補論2 明治四年「田畑勝手作許可令」について
補論3 畿内諸私領における綿作発展と領主的対応
本城正徳(ホンジョウ マサノリ)
書評・紹介 2014年7月16日
『近世幕府農政史の研究』
『社会経済史Vol.80,No.1 2014』(評者:山﨑善弘氏)