紙 版
明治期から先の総選挙まで分析し展望する
出版年月 | 2005年10月 |
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ISBN | 978-4-87259-151-4 C3031 |
判型・頁数 | A5判・300ページ |
定価 | 本体2,200円(税込2,420円) |
在庫 | 在庫僅少 |
本書では、日本政治の過去と現在について、現在の学問的水準を踏まえて重要なトピックスごとに問題状況を整理して道筋をつけ、今後の展開を開くための叙述と分析を行っている。
本書の構成は、第Ⅰ部・戦前期日本の政治とその「遺産」、第Ⅱ部・戦後政治の展開と現代、第Ⅲ部・戦後外交と現在の3部からなっている。その中には政治史、政治思想史、政治過程論、行政学、比較政治学、国際政治学、比較法史を専門とする研究者によって執筆された11の章と5つのコラムがもうけられている。
1章 「国体」の発見−ナショナル・アイデンティティの思想形成ー
2章 世紀末転換期における議会政治の定着−ロシアとの比較を通して−
3章 戦時体制−その衝撃と1930年代の政治−
4章 占領改革と戦後政治
5章 戦後民主主義と市民社会−「55年体制」の軌跡と「市民」をめぐる政治
6章 55年体制と日本の議会政治
7章 高度経済成長期の官僚制とその後
8章 日米同盟の半世紀
9章 経済外交−「経済大国」化とその揺らぎ
10章 日中国交回復交渉過程の再検証
11章 韓国における植民地時代の「遺産」
多胡圭一(タゴ ケイイチ)
1941年生まれ.大阪大学名誉教授、大阪大学大学院法学研究科博士課程修了.