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ロレックスの経営史

「ものづくり」から「ゆめづくり」へ

ピエール=イヴ・ドンゼ

紙 版

スイスの小さな時計製造会社が時計をステイタスシンボルに変えるに至るまでの経営史とデザイン・マネジメント秘話。

出版年月2025年11月11日
ISBN978-4-87259-837-7 C1034
判型・頁数 A5判・240ページ
定価本体2,700円(税込2,970円)
在庫未刊・予約受付中(近刊)
内容紹介
目 次
著者略歴

時計の「価値」とは何か―デザインマネジメントから、ロレックスの魅力を解明する
今や誰もが認める世界的な一流時計メーカー・ロレックス。50年以上にわたって世界をリードしてきた高級ブランドは、驚異的な成功例にもかかわらず、これまで日本国内、海外を問わず、学術研究の対象となったことはなかった。スイスの小さな時計製造会社は、第二次世界大戦を乗り切り、アメリカの広告代理店とのコラボレーションを通して、いかにして時計をステイタスシンボルに変えることに成功したのか。スイス、アメリカ、イギリスの資料から初めて明らかにするとともに、ヨーロッパの製造業がいかにして製品により価値を与える戦略を採用し、「ものづくり」戦略から「ゆめづくり」戦略へとシフトしていったかを実証する。世界的な成功に至るまでの経営史とデザイン・マネジメント秘話。

はじめに  

第1部 スイスの技術的卓越性(1900 年〜1945 年)  

第1章 ハンス・ウィルスドルフの初期キャリア
第2章 オイスターの開発(1920 年〜1945 年)
第3章 クロノメーターの大量生産(1920 年〜1945 年)
第4章 コミュニケーションとマーケティングのポジショニング
(1920 年〜1945 年)

第2部 新しいコレクションの開発(1945 年〜1960 年)  

第5章 アイコニック商品のデザイン
第6章 主要なコラボレーションの始まり

第3部 自己成功を体現する(1960 年以降)  

第7章 ロレックスが世界ナンバーワンになる(1960 年〜1990 年)
第8章 ロレックスとラグジュアリー産業の変貌(1990 年以降)

結論  
参考文献  
付録  
おわりに 

ピエール=イヴ・ドンゼ(ピエールイヴドンゼ)

大阪大学大学院経済学研究科教授
1973 年ラ・ショー= デ= フォン(スイス)生まれ。ヌーシャテル大学(スイス)人文学博士(歴史学)。2012 年京都大学白眉センター特定准教授、2015 年大阪大学大学院経済学研究科准教授を経て、2016 年より現職。ハーバードビジネススクール客員研究員(2023 年)、エラスムス・ロッテルダム大学客員教授(2024 年)。専攻はラグジュアリービジネス及びグローバル経営史。
主要著作:『ラグジュアリー産業:急成長の秘密』(有斐閣、2022 年)、Oxford Handbook of Luxury Business(Oxford University Press, 2022)、The Business of Time: Global History of the Watch Industry(Manchester University Press, 2022)、『駐日スイス公使が見た第二次世界大戦—カミーユ・ゴルジェの日記—』(共編、大阪大学出版会、2023 年)ほか多数。

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