全ての書籍 シリーズ・叢書/阪大リーブル/社会科学/教育・心理 格差をこえる学校づくり
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1990年代の構造改革がもたらした経済格差の拡大を背景に,子どもたちの学力格差が教育界の大きな問題になっている.学力低下の内実は学力格差の拡大にある.子どもの学力をどのように保障するかについて,関西では以前から同和教育を中心にさまざまな取り組みが行われている.本書は子どもの学力保障に取り組む教育現場の関係者(教師,指導主事,校長,教育委員会,研究者)が,実践の中から知恵を出し合い,具体的な解決法を探る.
出版年月 | 2011年05月01日 |
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ISBN | 978-4-87259-311-2 C1337 |
判型・頁数 | 四六判・304ページ |
定価 | 本体2,000円(税込2,200円) |
在庫 | 在庫あり |
1990年代の構造改革がもたらした経済格差の拡大を背景に,子どもたちの学力格差が教育界の大きな問題になっている.学力低下の内実は学力格差の拡大にある.子どもの学力をどのように保障するかについて,関西では以前から同和教育を中心にさまざまな取り組みが行われている.本書は子どもの学力保障に取り組む教育現場の関係者(教師,指導主事,校長,教育委員会,研究者)が,実践の中から知恵を出し合い,具体的な解決法を探る.
序章 格差をこえる学校づくり (志水宏吉)
第Ⅰ部 中学校の挑戦
1章 学力保障の根底にあるもの (土田光子)
2章 教職員も子どもたちも育つ学校づくり (田中宏和)
3章 ユニット制という実験 (小林光彦)
4章 特別支援教育に同和教育の視点を (原田琢也)
第Ⅱ部 高校の挑戦
5章 先端でもあり、途上でもある(山田勝治)
6章 新しい「物語」づくり (島崎英夫)
7章 教育の総和としての進路の実現 (津田 仁)
第Ⅲ部 教育行政の挑戦
8章 小中連携による学力格差をこえる取り組み(佐古 清)
9章 「茨木っ子プラン22」 (加藤 拓)
10章 学力・学習状況調査をどう活かすか (三田耕一郎)
11章 学力づくりに市教委は何ができるか (徳田耕造)
第Ⅳ章 教育研究者の挑戦
12章 「安心」と「勇気」をつくりだす組織 (佃 繁)
13章 「今日的課題に応える次世代教員を育てるために (神村早織)
14章 学力保障の展望 (高田一宏)
15章 同和教育の精神を学校づくりにどう生かすか (志水宏吉)
志水宏吉(シミズ コウキチ)
「学力保障と仲間づくり」「しんどい子どもを中心とする学級・学校づくり」という関西の伝統を踏まえ、15人の関係者が新しい学校文化を力強く提言する。
【著者】
志水宏吉、土田光子、田中宏和、小林光彦、原田琢也、山田勝治、島崎英夫、津田 仁、佐古 清、加藤 拓、三田耕一郎、德田耕造、佃 繁、神村早織、高田一宏