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大阪大学新世紀レクチャー

固体高分子形燃料電池要素材料・水素貯蔵材料の知的設計

笠井秀明津田宗幸

紙 版電子版

計算機マテリアルデザイン(CMD)の実践編とし
て,今日のホットトピックの一つである固体高分
子形燃料電池要素材料・水素貯蔵材料の材料探
査において,CMDを生かし,先行特許出願等の
知的財産形成に至った理論を解説する.学生,研
究者のみならず,産学官全体の研究開発において
CMDの戦略的重要性の認識に資する一冊.
本書は、大好評を博した『計算機マテリアルデザイン入門』(笠井秀明他編)につづき、計算機マテリアルデザインによる先端研究事例として、現在、研究開発が急速に進んでいる「固体高分子形燃料電池」および「水素貯蔵材料」の知的設計について詳説した、研究者・開発技術者必読の一冊である。

出版年月2008年04月01日
ISBN978-4-87259-254-2 C3050
判型・頁数 A5判・148ページ
定価本体1,700円(税込1,870円)
在庫在庫僅少
内容紹介
目 次
著者略歴

計算機マテリアルデザイン(CMD)の実践編とし
て,今日のホットトピックの一つである固体高分
子形燃料電池要素材料・水素貯蔵材料の材料探
査において,CMDを生かし,先行特許出願等の
知的財産形成に至った理論を解説する.学生,研
究者のみならず,産学官全体の研究開発において
CMDの戦略的重要性の認識に資する一冊.
本書は、大好評を博した『計算機マテリアルデザイン入門』(笠井秀明他編)につづき、計算機マテリアルデザインによる先端研究事例として、現在、研究開発が急速に進んでいる「固体高分子形燃料電池」および「水素貯蔵材料」の知的設計について詳説した、研究者・開発技術者必読の一冊である。

1. 先端研究事例 Ⅰ
1-1 固体高分子形燃料電池の仕組み
1-2 水素貯蔵技術
1-3 計算機マテリアルデザインを活かすには

2. 固体高分子形燃料電池の電極触媒
2ー1 合金化・歪み効果
2-1.1 白金と一酸化炭素との相互作用における合金化・歪み効果
2-1.2 歪みやCO吸着のある白金上における水素分子隔離吸着
2-2 鉄ヒドロゲナーゼ系材料
2-3 ヘム系材料
2-3.1 ヘム上における酸素分子解離の配向依存性
2-3.2 ヘム上における酸素分子解離のスピン状態依存性
2-3.3 金属ポルフィリン上における酸素分子解離に対する比較検討
2-3.4 コバルトポルフィリンベースのカソード触媒設計


3. 固体高分子形燃料電池の電解質膜
3‐1 界面における水素原子の振る舞い
3‐2 プロトン移動の推進力
3‐3 溶媒効果
3‐4 吸着酸素へのプロトン移動

4. 水素貯蔵材料 
4‐1 シクロへキサン系材料

4‐2 水素化マグネシウム

4‐2.1 水素化マグネシウムクラスターからの水素分子脱離
4‐2.2 3d遷移金属を触媒とした水素化マグネシウムのMg-H結合解離
4‐2.3 磁化および電荷された水素化マグネシウムベースの水素貯蔵材料

5. 量子ダイナミクス
5‐1 白金表面上における水素分子の解離吸着反応の量子ダイナミクス
5‐2 白金表面上における水素原子の拡散反応の量子ダイナミクス


笠井秀明(カサイ ヒデアキ)

【刊行時】
大阪大学大学院工学研究科教授

津田宗幸(ツダ ムネユキ)

【刊行時】
株式会社東芝