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紙 版
市民大学「懐徳堂」誕生とその経緯を探る
出版年月 | 2010年02月 |
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ISBN | 978-4-87259-244-3 C1321 |
判型・頁数 | 四六判・300ページ |
定価 | 本体2,000円(税込2,200円) |
在庫 | 在庫あり |

「大阪の誇るべきもう一つの学校」
明治の末、江戸時代の大坂の文教を支えた懐徳堂を顕彰する運動が盛り上がり、大正に入ると財団法人懐徳堂記念会が大阪の市民大学として積極的な活動を展開していった。
懐徳堂の学主の子孫である中井木菟麻呂とのかかわりに注目しながら、新資料に基づいて戦前の大阪の市民大学「重建懐徳堂」誕生の経緯を探る。
はじめに
一 大坂学問所‐懐徳堂の歴史
二 懐徳堂の復興‐懐徳堂記念会と財団法人懐徳堂記念会
1 大阪人文会と懐徳堂の顕彰
2 懐徳堂記念会の発足
3 懐徳堂記念会の活動開始
4 懐徳堂記念祭
5 記念祭挙行後の記念会
6 財団法人懐徳堂記念会
7 重建懐徳堂の講義・講演
8 大正末から昭和初期の重建懐徳堂
9 戦後の財団法人懐徳堂記念会
三 中井木菟麻呂と懐徳堂記念会
1 中井木菟麻呂
2 懐徳堂顕彰運動と木菟麻呂
3 大阪人文会による懐徳堂の懸賞運動と木菟麻呂
4 『秋露記』から明らかになった新事実‐『懐徳堂水哉館先哲遺事』
5 『秋露記』から明らかになった新事実‐『論語逢原』
6 『秋露記』から明らかになった新事実‐『懐徳堂紀年』
7 『秋露記』から明らかになった新事実‐履軒への贈位
8 その後の木菟麻呂と記念会
竹田健二(タケダ ケンジ)
【刊行時】
1962年生まれ。島根大学教育学部教授。
専門は、中国哲学。
受賞 2009年4月1日