紙 版
絵画に対する情熱を往復書簡を通して分析
出版年月 | 2003年01月 |
---|---|
ISBN | 978-4-87259-091-3 C3070 |
判型・頁数 | A5判・230ページ |
定価 | 本体5,700円(税込6,270円) |
在庫 | 品切れ・重版未定 |

パリ近郊の風景の中で生まれた日本画
「舞妓の麦僊」として知られた日本画家の才能の開花を追う。天賦の画才と師の下での修行、さらに当時の西洋絵画からも学ぶために渡欧、そして画家の創作意欲をかき立てる美しい娘との出会いへ。仏文学者が往復書簡を訳し、書き下ろした麦僊画論の真髄。
" 1 画家麦僊の誕生
佐渡の神童と明治日本画壇/
「紫式部」/京都画壇への入門
2 麦僊と西洋美術
文展時代/国展時代とイタリア紀行
3 麦僊とパリ
「習作」と「巴里の少女」
アンリエット・コルディエと「愛の書簡」
「巴里の女(未刊)」
4 パリの余韻
「舞妓林泉図」/「大原女」
5 杏村と麦僊
写実と写意/恋愛と芸術
6
「燕子花」—結論にかえて—
【参考資料】土田麦僊略歴年表
参考文献一覧
"
柏木加代子(カシワギ カヨコ)
1947年 大阪市に生まれる
1979年 大阪大学大学院文学研究科博士課程仏文学専攻終了
現在 京都市立芸術大学教授