フランス演劇から見た女性の世紀
赤木富美子 著
紙 版
モリエールやマリヴォーなどの庶民喜劇を題材とし、舞台上の「コケット娘」たちに新たなスポットをあてる。
出版年月 | 1996年01月 |
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ISBN | 978-4-87259-008-1 C1098 |
判型・頁数 | A5判・322ページ |
定価 | 本体6,000円(税込6,600円) |
在庫 | 品切れ・重版未定 |
"モリエールやマリヴォーらの喜劇や,民衆の本音を反映する庶民演劇や娯楽作品,新聞,風刺文学などから,女性がいきいきと活躍し“女性の世紀”といわれたフランスの18世紀を考察する."
■1部
1章 コケットの系譜
2章 イタリア劇団のコロンビーヌ役の発展
3章 ダンクール劇のだまし役とだまされ役
4章 18世紀はじめの縁日芝居とその女性像
5章 マリヴォー劇とダンクール劇の娘たち
6章 マリヴォー劇 家庭における教育のテーマ
7章 フォントネルの劇作品における娘たち
8章 新イタリア劇団の喜劇に現れた女性像
■2部
1章 フランス17世紀の市民階級の女性
2章 ラ・サブリエール夫人の場合
3章 『フランス名女伝』に現れたの女性観
4章 18世紀初頭の女性論—ランベール夫人—
5章 18世紀初頭の女性論—ジャーナリスト・マリヴォー—
6章 『ペルシャ人の手紙』の女性観
赤木富美子(アカギ フミコ)
大阪外国語大学名誉教授