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通じる!科学英語論文・ライティングのコツ
尾鍋智子 著
紙 版
科学英語論文作成のシンプルなコツを、英語が苦手な人もやさしい手引きで学べる。ラボでの学習のテキストとしてもおすすめ。
出版年月 | 2015年03月01日 |
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ISBN | 978-4-87259-498-0 C3082 |
判型・頁数 | A5判・162ページ |
定価 | 本体1,800円(税込1,980円) |
在庫 | 在庫あり |
科学英語論文作成のシンプルなコツを、英語が苦手な人もやさしい手引きで学べる。どんな英文が最も読者の理解を邪魔をするのか分かり、伝えたいことが通じる論文を書くための、メソッド、リザルツ、ディスカッション、アブストラクトなど各セクションから、タイトルのつけ方までのコツを学習する。自分で選ぶモデル論文を使い、章末タスクの書き込みは切り取り式で提出できるので、ラボでの学習のテキストとしてもおすすめ。
第1章 はじめに
1.論文の全体構造を把握しよう
レポートとの違い
骨組みは砂時計型
モデル論文を集めよう
2.書く前の準備体操に
アカデミックな語彙の選び方
コロケーション辞典を使おう
コラム1 「おはよう」と「おはようございます」
第2章 イントロダクション・セクション
1.骨組み:徐々に話題を狭く
当研究の重要性を説明
先行研究に言及
当研究を一つの文で記述
2.時制の役割:現在完了、過去、現在
研究背景の現在完了時制
先行研究の過去時制
当研究その他の現在時制
3.さあライティングしよう
コラム2 意図的でなくとも剽窃に
第3章 メソッド・セクション
1.骨組み:徐々に詳細へ
手順概論から初めに
詳細を記述
さらに詳細へ
補足)理論系論文について
2.態と時制の役割:受動態の現在形/過去形
受動態の作り方
過去受動態の表すもの
一般的手順の現在受動態
3.さあライティングしよう
コラム3 逐語訳では通じない
第4章 リザルツとディスカッション・セクション
1.骨組み:事実・意見・一般化
リザルツはデータと違う
ディスカッションの構造
コンクルージョンの役割
2.一般化表現(generalization)
リザルツと比較・頻度表現
ディスカッションとヘッジング(あいまい表現)
リミテーションと将来の展望
3.さあライティングしよう
コラム4 文章は構築の仕方で意味をなす
第5章 アブストラクト
1.骨組み:全体のエッセンス
長短のバリエーションと目的
セクション別に分析しよう
各セクションのまとめを利用
2.英語のロジック:パラレリズム
大きな塊のパラレリズム
代名詞で短く
節から句へのパラフレーズ
3.さあライティングしよう
コラム5 難しいことこそ易しく
第6章 タイトルと速読へ
1.タイトルをつけよう
タイトルと同義語
より広い同義表現
2.速読術とライティング
コラム6 辞書を友に
おわりに
出典一覧
巻末:切り取りノート(1~15)
尾鍋智子(オナベ トモコ)
学術博士。専門は科学史(視覚光学史)、英語教育。ハーバード大学修士(M.A.)。総合研究大学院大学博士(Ph.D)。米国フランクリンアンドマーシャル大学専任講師、東京大学先端科学技術センター協力研究員、立命館大学嘱託講師などを経て、大阪大学未来戦略機構第三部門特任准教授。著書に『絶対透明の探求:遠藤高璟著「写法新術」の研究』思文閣出版(2006)。共著に"Bento:Boxed Love, Eaten by the Eye", Eric C. Rath, Stephanie Assmann 編,Japanese Foodways: Past and Present, University of Illinois Press.
書評・紹介 2015年9月24日
通じる!科学英語論文・ライティングのコツ
『日本化粧品技術者会誌』(vol.49,No.3,2015年9月号)にて紹介されました。
書評・紹介 2015年8月3日
『通じる!科学英語論文・ライティングのコツ』
『加速器』(12巻20号2015、日本加速器学会)で紹介されました。