全ての書籍 人文科学/語学 インドネシア・バリ社会における二言語使用
紙 版
言語と社会の両面を考慮した新しい解析方法を提案.詳細な分析結果から生き生きとしたバリ社会が浮かび上がる.
出版年月 | 2012年02月 |
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ISBN | 978-4-87259-399-0 C3080 |
判型・頁数 | A5判・306ページ |
定価 | 本体6,953円(税込7,648円) |
在庫 | 在庫あり |
伝統的にヒンドゥー文化とそれに基づく社会階層が存在するインドネシアのバリでは,現在「地方語」のバリ語と「国語」のインドネシア語が使用され,生活の折々に混在する.この混在は伝統と近代がせめぎ合うバリ社会で何を示すのか.現地調査で収集した日常会話に基づき,言語と社会の両面を考慮した新しい解析方法を提案する.詳細な分析結果から生き生きとしたバリ社会が浮かび上がる.
第1章 序論
第2章 バリ語とインドネシア語のコード混在の記述の枠組み
第3章 統語構造におけるBIコード混在の分布と談話マーカー
第4章 受身構文におけるBI コード混在
第5章 BIコード混在と敬語使用の相互作用
第6章 結論
原真由子(ハラ マユコ)
【刊行時】大阪大学世界言語研究センター准教授