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生成文法の世界で広く研究されている「移動現象」に焦点を当て、それを通してミニマリストプログラムを自ら発展させてゆく力を養う。
出版年月 | 2009年03月 |
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ISBN | 978-4-87259-288-7 C3080 |
判型・頁数 | A5判・114ページ |
定価 | 本体2,200円(税込2,420円) |
在庫 | 在庫僅少 |
本書は、学部レベルの「言語学入門」「英語学入門」で言語を「科学的」に研究することに初めて触れ、これからチョムスキーの生成文法理論とその枠組みとしての英語・日本語を分析しようとしている人、大学院で研究を続けたいと思っている人に向けたテキスト。
生成文法の世界で広く研究されている「移動現象」に焦点を当て、それを通してミニマリストプログラムを自ら発展させてゆく力を養う。
第1 章 基礎知識の確認
第2 章 A’移動に係る制約
2 . 1 上位範疇優先の原理:Chomsky (1962)
2 . 2 島の制約:Ross (1967)
2 . 3 下接条件:Chomsky (1973)
2 . 4 下接条件から得られる帰結
2 . 5 摘出領域条件:Huang (1982)
2 . 6 まとめ
第3 章 A 移動の痕跡
3 . 1 A 移動
3 . 2 照応形に係る制約:Chomsky (1973, 1 977)
3 . 2 . 1 時制文条件と主格島条件
3 . 2 . 2 指定主語条件
3 . 3 A 移動に係る制約
3 . 4 まとめ
第4 章 A’移動の痕跡:Chomsky (1981)
4 . 1 空範疇原理
4 . 2 多重疑問文と空範疇原理
4 . 3 Chomsky (1981) に残された課題
4 . 4 まとめ
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第5 章 A’移動の中間痕跡:Lasnik and Saito (1984)
5 . 1 中間痕跡
5 . 2 VP と統率
5 . 3 ヨーヨー移動
5 . 4 まとめ
第6 章 障壁理論:Chomsky (1986)
6 . 1 S’とS
6 . 2 障壁
6 . 3 Chomsky (1986) に残された課題
6 . 4 まとめ
第7 章 ミニマリストプログラムに向けて( 1 ):障壁理論を基に
7 . 1 相対的最小性条件:Rizzi (1990)
7 . 2 話題化:Lasnik and Saito (1992)
7 . 3 まとめ
第8 章 ミニマリストプログラムに向けて( 2 ):相対的最小性条件を基に
8 . 1 最短連結原理:Chomsky and Lasnik (1993)
8 . 2 連鎖の統一性条件:Takahashi (1994)
8 . 3 まとめ
第9 章 おわりに
Exercise のヒント
宮本陽一(ミヤモト ヨウイチ)
1994 年コネチカット州立大学よりPh.D. 取得。オハイオ大学言語学部助教授を経て、1997 年大阪大学言語文
化部着任。現在、大阪大学大学院言語文化研究科言語文化専攻教授。
専門は、理論言語学( 生成文法理論)、第一言語獲得、第二言語獲得。
主な論文に、‘On Transparent Adjuncts in Japanese’ (2012, Ways of Structure Building, Oxford University Press), ‘On Chinese and Japanese Relative Clauses and NP-Ellipsis’ (2014, Japanese Syntax in Comparative Perspective, Oxford University Press), ‘Relative Clauses’ (2017, Handbook of Japanese Syntax, De Gruyter Mouton) など。