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阪大リーブル 14

芸術と福祉

アーティストとしての人間

藤田治彦

紙 版

数度の「芸術と福祉」国際会議の経験をもとに,「人生や生活を幸せにする芸術」の流れを多方面から紹介する.

出版年月2009年06月
ISBN978-4-87259-250-4 C1370
判型・頁数 四六判・294ページ
定価本体2,200円(税込2,420円)
在庫在庫あり
内容紹介
目 次
著者略歴

芸術至上主義や高級芸術の信奉者は,芸術は卑俗な生活と無縁で,特権的,永遠なものと考える.一方で,芸術は生活や医療・福祉に奉仕し,人間に幸せをもたらすものという考えも根強い.本書は,数度の「芸術と福祉」国際会議の経験をもとに,ウイリアム・モリスのアーツ・アンド・クラフツ,アジアのガンジー主義,柳宗悦の民芸運動、セツルメント運動など,「人生や生活を幸せにする芸術」の流れを多方面から紹介する.

序 芸術家としての人間「ホモ・アルティフェクス」 (藤田治彦)

Ⅰイギリスに始まる動き‐豊かさのなかの貧しさと芸術革命
ジョン・ラスキンの美術評論と社会思想 (川端康雄)
ウィリアム・モリスとアーツ・アンド・クラフツ運動 (藤田治彦)
「ホワイトチャペルの息子たち」 (横山千晶)

II 寄せる波・返す波‐国際的波及と新旧世界における高まり
フランク・ロイド・ライトと機械時代のアートとクラフト (藤田治彦)
ガンディーの紡ぎ車 (上羽陽子)
タゴールの学園と芸術 (藤田治彦)
バーナード・リーチとダーティントン・ホール (鈴木禎宏)

Ⅲ 日本における「芸術と福祉」‐私たちにとってのアート
セツルメントと生活芸術 (黒石いずみ)
農民美術と民藝運動 (藤田治彦)
新しき村と羅須地人協会 (川端康雄)
日本の福祉施設と芸術活動の現在 (服部正)
自閉症の人はなせ電車が好きなのか (奥平俊六)

藤田治彦(フジタ ハルヒコ)

【刊行時】
大阪大学大学院文学研究科教授・CSCD教授