大阪とくすり
米田該典 著
紙 版電子版
薬の歴史をその技術的発展と共に、流通から医学教育、薬業界の変遷まで、総合的に記した書籍。正倉院の薬品分析の話題は貴重な報告。
出版年月 | 2002年02月01日 |
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ISBN | 978-4-87259-081-4 C1040 |
判型・頁数 | A5判・156ページ |
定価 | 本体1,500円(税込1,650円) |
在庫 | 品切れ・電子版あり |
薬の歴史をその技術的発展と共に、流通から医学教育そして薬業界の変遷まで、総合的に書かれた本邦初の著作。正倉院の薬品分析の話題は貴重な報告である。
天下の台所といわれた大阪に他の商品と共に薬品が集散、いまも道修町に薬会社があること、そこから必要な教育や検査方法が生まれていった様子、医薬分業の制度の成り立ちなど、私たちに身近なそして重要な問題をも取り上げている。
1章 くすりの伝来と「難波のくすし」
2章 蘭方薬の導入と道修町
3章 近代の薬学教育と薬事制度
1 薬学教育の始まり
2 薬制・医制の確立と法整備
3 明治前期の薬事関連制度と業界の変容
4章 大正・昭和期大阪の製薬業の推移
米田該典(ヨネダ カイスケ)
1943年 兵庫県に生まれる
1970年 大阪大学大学院薬学研究科博士課程中退
現在 大阪大学大学院薬学研究科助教授