日本昔話の構造と語り手
川森 博司 著
紙 版電子版
日本の昔話はこれまでも多く紹介されているが,著者は長期の韓国滞在により集めた韓国民話を自ら翻訳して紹介しており,日本との類似や相違が見られて興味深い.この類似比較によって,伝承民話と共同体との密接な関連や民俗社会の日常的秩序の存在を明らかにしている.
日本の例として、岩手県遠野の地域おこし、観光化としての「昔話の語り」を紹介しながら、地域社会の変貌と今後の課題を探る。
豊富なフィールドワークによって得られた資料をもとに、昔話を構造と語りという二つの側面から見ることによって、日常生活を支えている思考のあり方を探ろうとする意欲作である。
出版年月 | 2000年02月 |
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ISBN | 978-4-87259-068-5 C3039 |
判型・頁数 | A5判・290ページ |
定価 | 本体6,800円(税込7,480円) |
在庫 | 品切れ・重版未定 |

日本の昔話はこれまでも多く紹介されているが,著者は長期の韓国滞在により集めた韓国民話を自ら翻訳して紹介しており,日本との類似や相違が見られて興味深い.この類似比較によって,伝承民話と共同体との密接な関連や民俗社会の日常的秩序の存在を明らかにしている.
日本の例として、岩手県遠野の地域おこし、観光化としての「昔話の語り」を紹介しながら、地域社会の変貌と今後の課題を探る。
豊富なフィールドワークによって得られた資料をもとに、昔話を構造と語りという二つの側面から見ることによって、日常生活を支えている思考のあり方を探ろうとする意欲作である。