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阪大リーブル 77

コロナ禍の声を聞く

大学生とオーラルヒストリーの出会い

安岡健一 監修/大阪大学日本学専修「コロナと大学」プロジェクト 編集

紙 版

コロナ・パンデミックの幕開けから2022年に至るまでの大学関係者を中心とした市井の人々のオーラルヒストリー。

出版年月2023年11月
ISBN978-4-87259-646-5 C1336
判型・頁数 四六判・254ページ
定価本体2,000円(税込2,200円)
在庫在庫あり
内容紹介
目 次
著者略歴

あなたの「語り」を聞かせてください ――大学生が聞き取った、コロナ禍のオーラルヒストリー

コロナ・パンデミックの幕開けから2022年に至るまでの、コロナ禍を生きる市井の人々のオーラルヒストリー。
人々の記憶や経験を聞き取り記録する「オーラルヒストリー」を学ぶ大阪大学の学生たちが、大学の演習授業での実践をもとに、災禍の語りに耳をすまし、自らの手で編む。留学生を含む学生、その家族や大学教員など、大学関係者を中心に、身の回りの人々の語りを収録する。

はじめに―コロナ禍のオーラルヒストリー

第一章 「緊急事態」の声を聞く―渦中の大学生が聞く・語る
  2020年度聞き取りから

 小豆島の自粛生活/捨て駒になった留学生/コロナ禍の教育現場/混乱する国境で/ハイデルベルクで岐路に立つ/「緊急事態」にすれ違う友情/頑張ってタメで喋りたい

第二章 コロナ禍を過ごしてきた阪大関係者が語る
  2021年度聞き取りから

 コロナ禍のキャンパスを管理する―「大阪大学活動基準」の仕組み 
 コロナ禍で「出かける」こと  

第三章 大学祭のブースでコロナ禍を語ってもらう
  2022年度聞き取りから

 1日目  
 2日目  
 3日目  

おわりに―編集の過程を振り返る
関連年表

安岡健一(ヤスオカ ケンイチ)

1979年生まれ。神戸市出身。大阪大学大学院人文学研究科准教授、飯田市歴史研究所顧問研究員。
専門 日本近現代史 
学位 農学(京都大学博士)
著書・論文 『「他者」たちの農業史 ―在日朝鮮人・疎開者・開拓農民・海外移民』京都大学学術出版会、2014年。「聞き取り/オーラルヒストリー」岩城卓二ほか編『論点・日本史学』ミネルヴァ書房、2022年。中村春菜、澤岻大佑、福山樹里との共著に「「語り」を残し、使うために:沖縄県・久場崎の戦後引揚プロジェクトを事例に」『日本オーラル・ヒストリー研究』18号、2022年。

大阪大学日本学専修「コロナと大学」プロジェクト(オオサカダイガクニホンガクセンシュウコロナトダイガクプロジェクト)

松江彩花(まつえ・あやか)
上垣皓太朗(うえがき・こうたろう)
野村琴未(のむら・ことみ)
草替春那(くさかえ・はるな)
宮本陽子(みやもと・ようこ)
久保はるな(くぼ・はるな)
河野歩実(かわの・あゆみ)
植村円(うえむら・まどか)
山内聡太(やまうち・そうた)
江守稔仁(えもり・なると)
山口詩織(やまぐち・しおり)
石川真衣(いしかわ・まい)
柳志炫(ゆ・じひょん)

NEWS・イベント・書評等

書評・紹介 2024年8月21日

『コロナ禍の声を聞く』が『歴史評論』で紹介されました

本書の紹介が『歴史評論』8月号「特集/オーラル・ヒストリーがひらく世界」に掲載されました。評者は高田雅士先生(駒澤大学)です。


書評・紹介 2024年7月11日

『コロナ禍の声を聞く』の記事が北海道新聞に掲載されました

北海道新聞6/29号にて、『コロナ禍の声を聞く―大学生とオーラルヒストリーの出会い』(安岡健一・監修)についての記事が掲載されました。
「緊急事態宣言、一斉休校、自粛――。コロナ禍によって突然もたらされた「新しい日常」を、私たちはどんな気持ちで、どう過ごしていただろうか」
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/1031493/


イベント 2024年4月10日

【要予約4/23】『コロナ禍の声を聞く』オンラインセミナー

4/23(火)、ローカルナレッジ@localknowledge7様にて、小会刊『コロナ禍の声を聞く』著者によるオンライントークイベントが開催されます。
 記録からこぼれ落ちる小さな声を聞き取る「オーラルヒストリー」。本イベントではその意義と手法、地域での実践の可能性とともに、プロジェクトに参加した学生や小会編集者も交えて本づくりの現場についても意見を交わします。

↓要予約・ぜひご検討ください↓
自分たちで「歴史」をのこす ― 『コロナ禍の声を聞く 大学生とオーラルヒストリーの出会い』から学ぶ身近な歴史のつくり方
https://www.localknowledge.jp/2024/04/1298/


書評・紹介 2024年4月2日

『コロナ禍の声を聞く』イベントの記事が神戸新聞に掲載されました

3/20(水・祝)、神戸KIITOにて、大阪大学出版会と関西学院大学出版会の合同シンポジウム「災禍の聞き取りを本にする―出版プロジェクトから考える教育と研究の未来」を開催しました。本イベントは、昨年大阪大学出版会から『コロナ禍の声を聞く』が、関西学院大学出版会から『五感でとらえなおす阪神・淡路大震災』が刊行されたのを機に、それぞれの編集プロジェクトを指導された安岡健一先生(大阪大准教授)と金菱清先生(関西学院大教授)及び学生の方々による、オーラルヒストリーをテーマとするシンポジウムでした。当日の様子は、神戸新聞3/30朝刊にて記事にしていただきましたので、よろしければご一読ください。


イベント 2024年1月24日

『コロナ禍の声を聞く』朗読会のお知らせ

書店・ギャラリー「犬と街灯」様にて本書の参加型朗読会が開催予定です。ぜひお誘いあわせの上お申し込みください。
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Replay:
『コロナ禍の声を聞く』をよむ
2月11日(日)14時より  於 犬と街灯
入場料 500円 *会場で書籍をご購入いただいた場合は無料

昨年、大阪大学文学部でオーラルヒストリーを学ぶ学生たちが中心となって『コロナ禍の声を聞く 大学生とオーラルヒストリーの出会い』(大阪大学出版会発行、2023年)という書籍を編みました。

本イベントでは、大学生が聞き取った市井の人々の災禍の語りを参加型の朗読会というかたちで多くの方々に知っていただく機会にしたいと思います。当日は、聞き取りの場面を再現し、語り手の立場や気持ちを想像してもらいながら、本を読み合う予定です。2月上旬より関連展示もあわせて行う予定です。

犬と街灯 http://inumachi.main.jp
561-0832 大阪府豊中市庄内西町3丁目10-27
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScjM7HGMa5AuLCSIfKQP6blH7P-gcnAK2wDQkF-Pg9U7g1zUQ/viewform


書評・紹介 2024年1月5日

『コロナ禍の声を聞く』が『山陽新聞』『琉球新報』にて紹介

本書が『山陽新聞』『琉球新報』2023/12/24「各地の本」欄にて紹介されました。