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聞き手はいつあいづちを打つのか

マレーシア語と日本語会話の対照研究

勝田 順子

紙 版電子版

日本語会話とマレーシア語会話において、主に聞き手の反応(あいづち、うなずき)の観点から、質・量的に対照分析を行った書。

出版年月2019年05月10日
ISBN978-4-87259-612-0 C3080
判型・頁数 A5判・258ページ
定価本体5,300円(税込5,830円)
在庫在庫あり
内容紹介
目 次
著者略歴

日本語会話と会話・談話分析の研究が限られているマレーシア語会話において、主に聞き手の反応(あいづち、うなずき)の観点から、質・量的に対照分析を行った書。両会話における聞き手行動の特徴を踏まえた上で、マレーシア人と日本人の日本語接触場面会話の分析及びフォローアップ・インタビューも行い、日本語教育への応用も試みた。日本語の「ね」「さ」と似た機能を持つ談話小辞kanについての歴史言語学的考察も含む。

図表一覧
グロスに用いた略語
トランスクリプト(転写)に用いた記号
第1章 あいづち研究は何をもたらすか
第2章 研究I マレーシア語のスタンス・マーカーkanの意味拡張経路
第3章 研究II マレーシア語・日本語会話における聞き手の反応の対照分析
第4章 研究III マレーシア人日本語学習者と日本人の接触場面会話の分析
第5章 むすびに

勝田 順子(カツダ ジュンコ)

三重県出身。2015年名古屋大学大学院博士後期課程満期退学。博士(学術)。
大阪大学国際教育交流センター特任講師を経て、現在、志學館大学人間関係学部准教授。専門分野は社会言語学、日本語教育。
〈主要業績〉
「マレーシア人留学生と友人日本人大学生の接触場面における「規範」の違い―「あいづち」の「規範」からの逸脱」『社会言語科学』、 第18巻第1号、2015
「マレーシア語のパーティクルkanの多機能性―文法化の観点から」(堀江薫との共著)、KLS Proceedings 35、2015
「日本語とマレーシア語の対照会話分析―聞き手行動の観点から」『日本語用論学会 第16回大会発表論文集』、第9号 、2014