全ての書籍 阪大リーブル/哲学・思想・宗教/教育・心理 心と身体のあいだ
紙 版電子版
ユング派精神科医がアクティヴ・イマジネーションやボディーワークで解き明かす類心的無意識と心身症、発達障害のメカニズム。
出版年月 | 2019年01月16日 |
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ISBN | 978-4-87259-449-2 C1311 |
判型・頁数 | 四六判・208ページ |
定価 | 本体1,900円(税込2,090円) |
在庫 | 在庫あり |
無意識の最深層では、心と身体ををつなぐ移行的領域である類心的無意識に至る。ユングが提唱したこの概念は、内因性精神病、器質性精神障害、発達障害などの問題のみならず、健常者の心身の成長、人間と世界の精妙な関係性にまつわる問題に対しても、有用かつ新鮮な示唆を与える。ユング派分析家・精神科医である著者が、アクティヴ・イマジネーションや武道などのボディーワークを通じて見出した心と身体の新たな関係とは。
はじめに
第一章 ユング心理学の心身観
第二章 発達系と心身
第三章 トラウマ系と心身
第四章 身体系と心身
第五章 アクティヴ・イマジネーションのエッジ
第六章 類心的イマジネーション
第七章 類心的リアリティと時空の超越
第八章 心と身体のあいだ
おわりに
文献
あとがき
老松克博(オイマツ カツヒロ)
一九八四年,鳥取大学医学部卒業。一九九二~九五年,チューリッヒ・ユング研究所留学。現在,大阪大学大学院人間科学研究科教授。ユング派分析家。博士(医学)。
著書:『武術家,身・心・霊を行ず』『身体系個性化の深層心理学』(遠見書房),『共時性の深層』(コスモス・ライブラリー),『人格系と発達系』『スサノオ神話でよむ日本人』(講談社),『ユング的悩み解消術』(平凡社),『無意識と出会う』『成長する心』『元型的イメージとの対話』(トランスビュー),ほか。
訳書:ユング『ヴィジョン・セミナー』『哲学の木』『クンダリニー・ヨーガの心理学』(創元社),ブラヴァツキー『ベールをとったイシス』(竜王文庫),ほか。
書評・紹介 2020年6月16日
『心と身体のあいだ ユング派の類心的イマジネーションが開く視界』
『箱庭療法学研究』32巻3号(日本箱庭療法学会 2020年)に書評が掲載されました(評者:東洋英和女学院大学 前川美行先生)
書評・紹介 2019年6月6日
『心と身体のあいだ ユング派の類心的イマジネーションが開く視界』
『VOSS Voice of Somatics &
Somatic Psychology』(日本ソマティック心理学協会)2018-2019、Vol.5で紹介されました。