全ての書籍 シリーズ・叢書/哲学・思想・宗教/シリーズ臨床哲学 哲学カフェのつくりかた
紙 版電子版
社会のなかで互いに言葉を交わすこと、ともに考えることの意味とは何か。3・11のあと、哲学にできることを問いなおす。
出版年月 | 2014年06月01日 |
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ISBN | 978-4-87259-467-6 C3010 |
判型・頁数 | 四六判・366ページ |
定価 | 本体2,400円(税込2,640円) |
在庫 | 在庫あり |
フランスに端を発し、日本にも広がっている哲学カフェ。テーマについてその場に居合わせた人たちと話して、聴いて、考えるというシンプルな営みからみえる、社会のなかで互いに言葉を交わすこと、ともに考えることの意味とは何か。臨床哲学研究室の活動から生まれ、対話を通して社会に生きる哲学を探究する任意団体カフェフィロ(Caf Philo)が、各地で展開する哲学カフェの実践を振り返りながら、対話の場をひらくことの可能性を展望する。3・11のあと、社会のなかで哲学にできることを問いなおす。
監修者のことば 鷲田清一
編者序 松川絵里<
哲学カフェQ&A
第1部 哲学カフェに行ってみよう
1.哲学カフェにおける徳の涵養−喫茶JUN(神戸)の場合
2.ガラパゴス化する「東京哲学カフェ」?—哲学カフェの進化とは何か
3.おしゃべりから対話へ−お母さんの哲学カフェ
4.哲学への弱い紐帯−中之島哲学コレージュでの哲学カフェ
【コラム】哲学カフェ、喜怒哀楽
第2部 哲学カフェいろいろ
5.書かれた言葉からはじまる話し−本をつかった哲学カフェ
6.言葉で絵をみるという試み−ミルトーク
7.帰るな、語れ、甦れ!−シネマ哲学カフェin九条
8.医療と向き合う場−メディカルカフェ
【コラム】僕はこうして進行役になった
第3部 3・11を哲学カフェで語る
9.震災のなかで/について、考える−被災地で〈対話の場〉を拓く
10.哲学カフェと東北の震災
第4部 哲学カフェを考える
11.哲学者のカフェ−わたしが哲学するところ
【座談会】リハビリとしての哲学カフェ
12.カフェフィロと哲学対話のこれから
あとがき
活動一覧・執筆者紹介
鷲田清一(ワシダキヨカズ)
1949(昭和24)年京都府生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。大阪大学大学院文学研究科教授、同研究科長、理事・副学長、総長、京都市立芸術大学理事長・学長等をへて、現在、大阪大学名誉教授、京都市立芸術大学名誉教授。
著書に『「聴く」ことの力― 臨床哲学試論』(ちくま学芸文庫)、『哲学の使い方』(岩波新書)、『所有論』(講談社)など多数。
カフェフィロ(Café Philo)(カフェフィロ)
【編集】 松川絵里 、川上展代
【執筆者】松川絵里、樫本直樹、寺田俊郎、三浦隆宏、高橋 綾、桑原英之、井尻貴子、中川雅道、藤本啓子、西村 高宏、辻明典、ほんま なほ(旧名 本間直樹)、西川 勝
イベント 2017年8月3日
【終了しました】著者と話そう『哲学カフェのつくりかた』松川絵里先生
場所:梅田 蔦屋書店 日時:2017年09月01日(金) 19時00分~20時30分 参加費:無料
以下URL先よりお申し込みください。
http://real.tsite.jp/umeda/event/2017/07/post-341.html
書評・紹介 2014年8月19日
『哲学カフェのつくりかた』
『月間地方自治職員研修2014.9』にて紹介
書評・紹介 2014年8月10日
『哲学カフェのつくりかた』
『南日本新聞』「思考みつめなおす対話」(評者:能瀬博之氏)
書評・紹介 2014年8月6日
『哲学カフェのつくりかた』
【掲載媒体】『公明新聞』(2014年8月4日付)
イベント 2014年7月1日
『シリーズ臨床哲学2 哲学カフェのつくりかた』刊行記念(終了しました)
日時:2014年7月25日(金)20時~22時
場所:本屋B&B 世田谷区北沢2-12-4 第2マツヤビル2F
http://bookandbeer.com/blog/event/20140725_tetsugakucafe/