阪大リーブル45
屏風をひらくとき
どこからでも読める日本絵画史入門
在庫あり
奥平 俊六 著
四六判 312ページ 並製
定価2100円+税
ISBN978-4-87259-427-0 C1370
奥付の初版発行年月:2014年01月
内容紹介
著者がこれまでに手がけた日本絵画展のうちいくつかを選んで、見る人にわかりやすく、内容についてポイントをしぼった解説をカタログから再録している。展示は楽しむもの、肩ひじをはってみる必要はないという著者の姿勢。コラムふうに美術書の紹介も間に挟んでどこから読んでも、楽しい読み物となっている。
目次
1 屏風をひらくとき (長澤蘆雪他)
2 宗達の顔 (俵屋宗達他)
3 目の愉楽 (古美術の再認識)
4 寛永時代の雪舟気分(雲谷等益)
5 美人画と肖像画
6 洛中洛外図の魅力
7 都市の実感 (洛中洛外図)
8 「河内越」の女、その後 (伊勢物語)
9 酔うこと (出光本扇面)
10 彦根風とともに
11 二人の山雪 (狩野雪舟・松本雪舟)
12 扇絵
13 山雪の受難、そして「雪汀水禽図」の画想
14 カブキモノと阿国歌舞伎の図像
(芸術書紹介 『もっと知りたい伊藤若冲』『岩佐又兵衛—浮世絵をつくった男の謎』『郵便配達夫シュヴァルの理想宮』ほか)
著者略歴
奥平 俊六(著)(オクダイラ シュンロク)
1953年、愛媛県生まれ。大阪大学文学研究科教授。著書として「デジタル洛中洛外図 島根県美本』(淡交社、2009、監修)「自閉症の人はなぜ電車が好きなのか—絵画作品をてがかりに—」『芸術と福祉』(大阪大学出版会,2009)『俵屋宗達』(新潮美術文庫、1996)ほか
(上記内容は本書刊行時のものです。)
