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日本企業における「和」の機能
山口(月田)美和 著
紙 版
日本独自の固有性と,他文化と共通の普遍性を併せもつ「和」の概念が,20世紀後半の日本企業において果たした役割を分析,考察.
| 出版年月 | 2010年12月 |
|---|---|
| ISBN | 978-4-87259-373-0 C3034 |
| 判型・頁数 | 四六判・184ページ |
| 定価 | 本体2,500円(税込2,750円) |
| 在庫 | 在庫僅少 |

日本独自の固有性と,他文化と共通の普遍性を併せもつ「和」の概念が,20世紀後半の日本企業において果たした役割を分析,考察する.まず,「和」の多様な語義を整理し,三つの機能を提示した上で,日本的経営のなかでの「和」の作用を,商家の家訓や現代の経理理念に照らし論ずる.また,それが外国からはどう見えたのかを,著作や野球を通し比較文化論により探り,さらに,「和」の機能を現代に生かす方策を提言する.
序章
第1章 「和」という言葉、ホントのところ
1. 「和」という語の意味
2. 「安定」「統一」「適合」―「和」の三つの機能
第2章 「和」が日本の企業を動かしてきた
1.「日本的経営」を解剖する
2.「日本的経営」と「和」
3.「和」を活かせ―企業戦略としての「和」
第3章 「和」はミステリーか―アメリカからみた「和」
1.文化人類学者が「和」を観察すると
2.日本に学べ―1980年代初頭の日本ブームの中で
3.日本は全く異質だ
4.わかっているけど書きたくない「和」
終章 どう使う、「和」の力
山口(月田)美和(ヤマグチツキタミワ)
1964年 大阪市生まれ
大阪大学大学院言語文化研究科修了。博士(言語文化学)
関西福祉科学大学勤務











