シリーズ 環境リスクマネジメント
地球温暖化の経済学
在庫あり
西條 辰義,新澤 秀則,明日香 壽川,平石 尹彦,戒能 一成,鮎川 ゆりか,本郷 尚 著/「環境リスク管理のための人材養成」プラグラム 編
四六判 282ページ 並製
定価2000円+税
ISBN978-4-87259-283-2 C3336
奥付の初版発行年月:2009年11月
内容紹介
将来を見据えた国際社会の動向について論じる.
温室効果ガスのインベントリプログラムや気候変
動枠組条約に沿った技術移転問題を取り上げ,経
済主体の取り組みでリスク低減が図れることを示
す.ポスト京都の制度はどうあるべきか,排出権
取引や炭素税規制などの国内温暖化防止制度設
計を提言し,そのリスク評価に注目する.
目次
第1講
地球温暖化の経済学
1 データで見る各国の二酸化炭素排出量
2 気候変動枠組条約
3 排出権取引
4 排出権取引の是非
5 国内制度設計の提案
6 排出権取引実験
7 ポスト京都の制度設計:削減率から排出量へ
第2講 地球温暖化への政策的枠組み排出権取引
1 目標決定と不確実性
2 排出権取引と仕組み
3 EUの排出権取引
4 排出権取引の今後
第3講 豊かさと公平性を巡る攻防‐ポスト京都に国際社会はたどり着けるか
1 「参加」と「実効性」のウソ
2 公平(フェア)とは?
3 マルチ・ステージ。アプローチ
4 キャップ&トレードとセクター別アプローチ
5 国内制度設計の動き
6 温暖化問題はエネルギー安全保障問題
第4講 j気候変動問題を巡る最近の動向
1 IPCCとは何か
2 IPCCスペシャルレポート
3 AR4にみる気候変動
4 IPCCインベントリープログラム
5 バリ行動計画
第5講 エネルギー環境問題と投資制度設計
1 投資の現状
2 投資と制度
3 エネルギー環境問題と投資制度
4 投資制度設計をめぐる問題
第6講 地球温暖化防止のための国内政策のあり方
1 WWFの使命
2 温暖化の脅威と緊急性
3 日本の温暖化対策
4 排出量取引制度導入の提案
5 日本の課題
第7講 脱カーボンを目指して‐排出権ビジネスと日本の技術の活用
1 脱カーボンの国際的流れ
2 拡大する排出権市場
3 低カーボン社会への好循環の引き金に
4 日本のビジネスチャンス
5 日本の進むべき方向
著者略歴
西條 辰義(著)(サイジョウ タツヨシ)
【刊行時】
大阪大学社会経済研究所
新澤 秀則(著)(ニイザワ ヒデノリ)
【刊行時】
兵庫県立大学経済学部教授
明日香 壽川(著)(アシカ ジュセン)
【刊行時】
東北大学東北アジア研究センター教授
平石 尹彦(著)(ヒライシ タカヒコ)
【刊行時】
地球環境戦略研究機関(IGES)理事・上級コンサルタント
戒能 一成(著)(カイノウ カズナリ)
【刊行時】
独立行政法人経済産業研究所研究員
鮎川 ゆりか(著)(アユカワ ユリカ)
【刊行時】
Office Ecologist 代表
本郷 尚(著)(ホンゴウ タカシ)
【刊行時】
日本政策金融公庫、国際協力銀行、特命審議役環境ビジネス支援室長
「環境リスク管理のための人材養成」プラグラム(編)(カンキョウリスクカンリノタメノジンザイヨウセイプログラム)
(上記内容は本書刊行時のものです。)
