ヤン・ファン・エイク
光と空気の絵画
在庫僅少
小林 典子 著
A5判 414ページ 上製
定価7200円+税
ISBN978-4-87259-092-0 C3070
奥付の初版発行年月:2003年02月
内容紹介
ごく小さな画面に光あふれた豊かな空間を描写し
たヤンの完璧な技術は,どのようにして完成した
か.フランドル地方の「職人的な経験」から生ま
れたという定説を覆し,15世紀パリで文化的刷新
事業の一翼をになう写本工房から始まったことを
著者によりはじめて解明された.
目次
はじめに
第1章ヤン・ファン・エイク研究あるいは絵画の難題
<光と空気>の最初の描出/
E.パノフスキー『初期ネーデルラント絵画』/フランス・ヴァロア朝のミニアテュール研究/図像解釈学の難題と科学的調査/S.アルパース「描写の芸術」
第2章光と空気の絵画誕生
ヤン・ファン・エイクの資料/
ヤン・ファン・エイク初期作品/
光と空気の現象のルーツ/
第3章光と空気の言説誕生
古代・中世光学概史/
光の媒体/光の伝播/
質と微細構造
終章ヤン・ファン・エイクあるいは光学的言説
古代・中世光学と絵画/
おわりに
著者略歴
小林 典子(著)(コバヤシ ノリコ)
大阪女子大学教授
(上記内容は本書刊行時のものです。)
