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原子力発電世論の力学

リスク・価値観・効率性のせめぎ合い

北田 淳子

紙 版電子版

原発世論の実態を、長期継続調査に基づき明らかにした書。リスクや脱物質主義的価値観、経済効率性の面から人々の意識を分析。

出版年月2019年10月01日
ISBN978-4-87259-690-8 C3036
判型・頁数 四六判・402ページ
定価本体3,500円(税込3,850円)
在庫在庫あり
内容紹介
目 次
著者略歴

原子力発電に関する世論の実態を、長期継続調査のデータに基づき、社会学の視点を用いて明らかにした書。本書では、原子力発電世論を、利用の賛否という一面的・二分法的なものとしてではなく、人々の根底にある価値観の相違や動きも含めて捉えた。原子力発電のリスクや脱物質主義的価値観、経済効率性などが具体的にどう認識されているか、それらの認識は原子力関連の出来事によって実際にどう動いてきたかを綿密に分析した。

"【目次】
はじめに

Ⅰ 原発世論についての論考
第1章 世論とは何か、どのようにしてとらえるか
第2章 原子力発電に対する態度の基底にあるもの
第3章 原発世論の変動モデルの構築
第4章 ケーススタディ:脱原発を決定したドイツの世論

II 計量データでとらえる日本の原発世論
第5章 データ分析のまえに
第6章 原発世論のデータ
第7章 リスクの要素に関するデータ
第8章 効率性の要素に関するデータ
第9章 脱物質主義の要素に関するデータ
第10章 モデルで原発世論の変動をとらえる・問題を考える
第11章 まとめと展望

あとがき
引用文献
図表目次
巻末付録

北田 淳子(キタダ アツコ)

1979年大阪大学人間科学部卒業。2018年3月大阪大学人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。
1993年以来、原子力安全システム研究所において、原子力発電にかかわる社会意識の研究に従事。世論の継続調査を担当。現在は同研究所主席研究員。専門社会調査士。

主著
『データが語る原子力の世論』

受賞歴
・日本原子力学会社会環境部会 優秀発表賞 (2005年)
・日本行動計量学会 優秀賞(林知己夫賞)(2009年)
・日本原子力学会論文誌編集委員会 “The Journal of Nuclear Science and Technology Most Popular Article Award 2017” (2018年)

NEWS・イベント・書評等

書評・紹介 2020年4月20日

『原子力発電世論の力学』

「「データの科学」が具現された著書。実証的データに基づく研究を志向する方々には、研究のテーマによらず、必読の書としたい。」 よろん 日本世論調査協会報第125号 2020年3月号(評者:同志社大学吉野諒三先生)


書評・紹介 2020年3月14日

『原子力発電世論の力学』

『図書新聞』2020年3月21日号に書評が掲載されました。「原発世論の変化を描く」(評者:阪口祐介氏)