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阪大リーブル76

アーカイブズとアーキビスト

在庫あり
大阪大学アーカイブズ 編/高橋明男,菅 真城,三阪佳弘,矢切 努,三輪宗弘,飯塚一幸,廣田 誠,古賀 崇 著
四六判 234ページ
定価1900円+税
ISBN978-4-87259-644-1 C1300
奥付の初版発行年月:2021年03月

内容紹介
目次
著者略歴

内容紹介

一般、学生向けにまとめられた、初めてのアーカイブズ学の入門書。
公文書を管理する機関「アーカイブズ」と、その公文書を管理する専門職員「アーキビスト」の成り立ちや仕事、取り組むべき課題について学べる。公文書とは、どこでどのように選ばれて残され、公開されているのか。
アーカイブズは「良くも悪くも国を映し出す鏡」でありながら、米国で有名な公文書館に比して、日本では自国のアーカイブズに対してきわめて関心が薄い。こうした背景や、法、歴史、地方自治体だけでなく、教育委員会、企業のアーカイブズの事例も示し、重要性と課題の根底にある問題も伝える。デジタル時代のアーキビストの業務についても収録。 

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目次

はじめに
第1講 アーカイブズ学事始め
1 アーカイブズとアーキビスト
2 アーキビストの「職務基準書」と「認証アーキビスト」
3 アーキビストの養成、研修、民間資格
4 アーキビストの倫理綱領と専門職協会
5 アーカイブズの諸原則
6 そもそもアーカイブズとは

第2講 公文書の管理と保存を法律からみると
1 アーカイブズをめぐる法律
2 情報公開・個人情報保護制度
3 アーカイブズ法の課題

第3講 公文書管理制度の形成
はじめに
1 現代日本における情報公開法と公文書管理法
2 公文書管理法制の理念の源流
3 近現代日本における公文書管理保存制度の展開
おわりに

第4講 地方公文書館の現状と課題
はじめに
1 地方公文書館等の現状
2 地方公文書館の課題
3 「アーカイブズ文化」
おわりに

第5講 何を残すべきなのか――熊本県公文書への私のチャレンジと日本への提言――
はじめに
1 熊本県総務部県政情報文書課からの誘い
2 行政ファイル一覧からのピックアップ作業
3 何を残し、何を残さないのか
4 地域振興局文書の選別作業
5 想定問答集、県をまたぐ広域の資料
6 教育委員会関係資料、農協関係資料、平成の大合併関連資料
7 文書の書き換えと真正性
まとめに代えて

第6講 自治体史編纂から見た公文書保存
1 自治体史編纂に不可欠な公文書
2 自治体の変遷と公文書
3 市町村における歴史公文書保存の現状
4 府県行政文書と郡役所文書
5 自治体史編纂後の収集史料の管理・保存

第7講 企業アーカイブズ―その歴史と現状、課題
はじめに
1 日本におけるビジネス・アーカイブズの歴史と現状
2 現在の日本における企業アーカイブズが直面する課題
3 多国籍企業のアーカイブズ
おわりに

第8講 デジタル時代のアーカイブズとアーキビスト
はじめに
1 デジタル記録の管理と公開において考えるべき枠組み
2 具体的なしくみと実践
おわりに

参考文献/あとがき
編者・著者紹介 

著者略歴

大阪大学アーカイブズ(編)(オオサカダイガクアーカイブズ)


高橋明男(著)(タカハシアキオ)
大阪大学大学院法学研究科教授
専門は行政法。大阪大学法学研究科公法学専攻単位取得退学。大阪大学法学研究科助手、同助教授を経て現職。共編訳書に『法の支配と法治主義』(早稲田大学比較法研究所叢書47)(成文堂、2020)、編著書に『日本型法治主義を超えて―行政の中の法の担い手としての法曹・公務員―』(大阪大学出版会、2018)、共著書に『行政法の基本(第7版)』(法律文化社、2019)、『現代行政とネットワーク理論』(法律文化社、2019)などがある。

菅 真城(著)(カンマサキ)
大阪大学アーカイブズ教授
専門はアーカイブズ学、記録管理学、日本史学。広島大学大学院文学研究科博士課程後期国史学専攻単位修得退学。広島大学文書館助手、大阪大学文書館設置準備室講師などを経て現職。認証アーキビスト。日本アーカイブズ学会登録アーキビスト。記録管理学会会長。香川県立文書館運営協議会委員。著書に『大学アーカイブズの世界』(大阪大学出版会、2013)、共編著書に『公文書をアーカイブする―事実は記録されている―』(大阪大学出版会、2019)などがある。

三阪佳弘(著)(ミサカヨシヒロ)
大阪大学大学院高等司法研究科教授
専門は日本法制史。大阪大学大学院法学研究科博士後期課程単位取得退学。大阪大学法学部助手、龍谷大学法学部助教授、同教授を経て現職。著書に『近代日本の司法省と裁判官―19 世紀日仏比較の視点から―』(大阪大学出版会、2014)、編著書に『「前段の司法」とその担い手をめぐる比較法史研究』(大阪大学出版会、2019)などがある。

矢切 努(著)(ヤギリツトム)
中京大学法学部准教授
専門は日本近現代法制史。大阪大学大学院法学研究科博士後期課程修了。大阪府公文書館(非常勤嘱託員〔専門職〕)、大阪経済法科大学アジア研究所(客員研究員)、大阪大学大学院法学研究科(招へい研究員)等を経て、2015 年4月より現職。主要論文に「『馬場税制改革案』の立案と軍部の地方財政調整交付金制度構想」(『阪大法学』第63巻第3・4号、2013)、「日本における公文書管理問題の法史学的考察」(『中京法學』第54巻第1・2 合併号、2019)などがある。

三輪宗弘(著)(ミワムネヒロ)
九州大学附属図書館付設記録資料館、九州大学大学院統合新領域学府ライブラリーサイエンス専攻(兼担)教授
専門は、経営史、軍事史、公文書の廃棄選別(評価)。東京工業大学理工学研究科社会工学専攻博士課程単位取得満期退学。九州共立大学経済学部専任講師(助教授)、九州大学石炭研究資料センター教授を経て現職。著書に『太平洋戦争と石油』(日本経済評論社、2004)、『米国司法省戦時経済局対日調査資料集』(全5巻)(クロスカルチャー出版、2008)、『目からウロコの海外資料館めぐり』(クロスカルチャー出版、2019)などがある。

飯塚一幸(著)(イイヅカカズユキ)
大阪大学大学院文学研究科教授
専門は日本近代史。京都大学大学院文学研究科博士後期課程国史学専攻単位取得退学。舞鶴工業高等専門学校専任講師、佐賀大学文化教育学部助教授、大阪大学大学院文学研究科准教授を経て現職。摂津市史編さん委員、枚方市史編纂委員、八尾市史編集委員。著書に『日本近代の歴史3 日清・日露戦争と帝国日本』(吉川弘文館、2016)、『明治期の地方制度と名望家』(吉川弘文館、2017)、共編著書に『帝国日本の移動と動員』(大阪大学出版会、2018)などがある。

廣田 誠(著)(ヒロタマコト)
大阪大学大学院経済学研究科教授
専門は近代日本経済史、商業史。大阪大学大学院経済学研究科経済学専攻博士課程後期単位取得満期退学。下関市立大学経済学部講師、神戸学院大学経済学部教授などを経て現職。著書に『近代日本の日用品小売市場』(清文堂出版、2007)、『日本の流通・サービス産業―歴史と現状―』(大阪大学出版会、2013)、『「わろてんか」を商いにした街大阪』(NHK 出版、2017)、共著書に『日本商業史―商業・流通の発展プロセスをとらえる―』(有斐閣、2017)などがある。

古賀 崇(著)(コガタカシ)
天理大学人間学部総合教育研究センター(図書館司書課程)教授
専門は政府情報論、図書館情報学、アーカイブズ学、記録管理学。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学。国立情報学研究所助手・助教、京都大学附属図書館研究開発室准教授などを経て現職。アート・ドキュメンテーション学会幹事長などを歴任。共著書に『シリーズ図書館情報学3 情報資源の社会制度と経営』(東京大学出版会、2013)、『デジタル・アーカイブとは何か―理論と実践―』(勉誠出版、2015)などがある。

(上記内容は本書刊行時のものです。)

受賞・書評情報


2021年7月6日
『アーカイブズとアーキビスト』(大阪大学アーカイブズ・編)

書評
本書の書評が『週刊読書人』7月2日号に掲載されました。評者は中野目徹先生(筑波大学)です。「その役割・職務を支える基本知識を問う-認定制度が開始、入門書として好適な一冊」

全文は『週刊読書人』公式サイトから↓


HP

2021年6月8日
『アーカイブズとアーキビスト』(大阪大学アーカイブズ・編)

書評
【続々新聞掲載】6/6『中国新聞』「各地の本」欄にて本書の紹介が掲載されています。

2021年5月31日
『アーカイブズとアーキビスト』(大阪大学アーカイブズ・編)

書評
『岐阜新聞』5/23に本書の紹介が掲載されています。

2021年5月27日
『アーカイブズとアーキビスト』(大阪大学アーカイブズ・編)

書評
5/22付の『中部経済新聞』にて、本書のご紹介を頂きました。

2021年5月19日
『アーカイブズとアーキビスト』(大阪大学アーカイブズ・編)

書評
本書の紹介が、5月16日付の下野新聞にて掲載されました。

2021年5月17日
『アーカイブズとアーキビスト』(大阪大学アーカイブズ・編)

書評
本書の紹介が、5月16日付の長崎新聞「各地の本」欄にて掲載されました。「記録を残すことの意味を考える入門書」