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超越論的語用論の再検討

在庫あり
嘉目道人
四六判 310ページ 上製
定価3800円+税
ISBN978-4-87259-585-7 C3010
奥付の初版発行年月:2017年03月

内容紹介
目次
著者略歴

内容紹介

アーペルが提唱した超越論的語用論は、現代ドイツ哲学の「言語論的転回」を主導した。しかしその主眼である「究極的根拠づけ」という哲学的課題には、多くの批判が寄せられてきた。本書は論敵ハーバーマスからアーペルに向けられた批判に対して、フィヒテとの関連から応答を試みる。超越論的語用論の哲学史的な位置づけの修正、直面している問題の解決、現代的意義の解明に取り組んだ意欲作。 

目次

凡例

序論

第一章 超越論的語用論とは何か
 第一節 超越論的語用論は何を扱うのか
 第二節 方法的独我論、および抽象の誤謬という問題
 第三節 なぜ超越論的な語用論なのか
 第四節 究極的根拠づけの論証とはどのようなものか
 第五節 批判的合理主義に対するアーペルの批判
 第六節 遂行的矛盾はいかなる意味で矛盾なのか
 第七節 究極的根拠付けに対する批判の分類
 第八節 発話の二重構造と行為知
 第九節 ハーバーマスによる批判はなぜ重要なのか

第二章 自己関係性―超越論的語用論のフィヒテ主義的性格(1)―
 第一節 根拠付けという観点とフィヒテ主義
 第二節 知的直観としての行為知
第三節 発話の二重構造と主観―客観としての言語
 第四節 現代の超越論的論証における自己関係性の問題
 第五節 カントの理論哲学は自己関係性を根本原理としているのか
 第六節 「私は考える」と„können“の問題
第七節 「理性の事実」とは何か
 第八節 定言命法は知的直観であり得るか
 第九節 「理性の事実」は「理性の事行」であり得るか

第三章 「上昇」か「下降」か――超越論的語用論のフィヒテ主義的性格(2)――
 第一節 究極的根拠付けに対するハーバーマスの代案
 第二節 アーペルによる反論
 第三節 第一哲学か「座席確保係」か
 第四節 真理の合意説とは何か
 第五節 ヴェルマーの批判から見るアーペルとハーバーマスの差異
 第六節 カントとアーペル、それぞれの二元論的立場
 第七節 統制的理念としての真理
 第八節 フィヒテの超越論的観念論
 第九節 カントとフィヒテの差異としての「上昇」と「下降」
第一〇節 なぜカントは下り道を断念したのか――道徳法則の演繹再考――
 第一一節 超越論的語用論はどこまでフィヒテ主義的なのか

第四章 無限界の理想的コミュニケーション共同体とは何か
 第一節 統制的かつ(長期的には)構成的とはどういうことか
 第二節 理想的コミュニケーション共同体と「目的の国」
 第三節 理想的コミュニケーション共同体とイェーナ期フィヒテの他者論
 第四節 理想的コミュニケーション共同体と「万人の道徳的連繋」
 第五節 絶対我は理想的コミュニケーション共同体に変換され得るか
 第六節 方法的独我論と主観―間主観
 第七節 論証的討議と追遂行
 第八節 共同行為としての論証的討議
 第九節 討議への寄与としての個々の発話をどう考えるか

結論
あとがき
文献一覧
索引 

著者略歴

嘉目道人(ヨシメミチヒト)
"1979 年生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員PD。論文「事行としての自己関係性―フィヒテ知識学の言語哲学的変換に向けて―」(『フィヒテ研究』第19 号、2011 年)にて日本フィヒテ協会研究奨励賞受賞。
ほか、論文に“What is the Unlimited Communication Community? Transcendental Pragmatics as Contemporary ichteanism”(Fichte and Transcendental Philosophy, Palgrave MacMillan, 2014),「「理性の事行」の(不)可能性
―道徳法則の意識をめぐるカントとフィヒテの差異――」(『倫理学研究』第43 号、2013年)などがある。

(上記内容は本書刊行時のものです。)