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実践細胞診テキスト

初心者からエキスパートまで

松浦 成昭 監修/南雲 サチ子森井 英一 編著

紙 版

初学者からエキスパートまで、各症例の多数の細胞像で実践的な細胞のみかたを日常的に確認できスキルアップしながら使えるテキスト。

出版年月2016年03月31日
ISBN978-4-87259-536-9 C3047
判型・頁数 B5変判・416ページ
定価本体10,000円(税込11,000円)
在庫在庫あり
内容紹介
目 次
著者略歴

本書は細胞検査士を目指す初学者から現場で活躍するエキスパートまで、各症例の多数の細胞像で実践的な細胞のみかたを日常的に確認でき、細胞検査士がスキルアップしながら使えるテキストである。
第1部総論では、検体処理、標本作製法などの基礎知識からスクリーニングの要点、細胞の形を決める分子メカニズムや病理学総論も分りやすく解説されており、第2部各論では各臓器の構造と機能の記載とともに多数の症例画像が掲載された、これまでにない細胞診の実践テキストとなっている。
細胞像のクオリテイには細心の注意が払われ、経験に基づく鑑別所見も多く記載されたものとなっている。そのため、初学者のみならず現場の中堅からエキスパートまでが、原点に戻って役立つものとなっている。
文部科学省の「がんプロフェッショナル養成プラン」の事業のひとつとして発刊する細胞検査士コース担当者による共著であり、一人の細胞検査士が一貫性ある編集を心がけたものである。

諸言
発刊にあたって
第1部 総論
 【1】細胞の形態と機能           
  1.一般的な細胞の構造と機能
  2.細胞分裂と細胞周期
  3.組織発生の概要
  4.細胞の形を決めるメカニズム
 【2】病理学総論
  1.さまざまな刺激に対する細胞・組織の変化
  2.細胞の死
  3.炎症性病変
  4.腫瘍性病変
 【3】腫瘍総論                
  1.がんの概要
  2.がんの疫学
  3.がんの原因、発生
  4.がんの臨床
 【4】細胞診の検体処理と標本作製法 
  1.細胞診検体の処理方法
  2.液状化検体細胞診(Liquid Based Cytology: LBC)
  3.細胞の固定法と固定液
  4.細胞診で用いられる染色法
 【5】細胞のみかた・スクリーニングの要点
  1.Papanicolaouの判定基準
  2.細胞所見の読み方・捉え方
第2部 各論
 【1】婦人科                   
  1.女性生殖器の解剖と機能
  2.子宮・膣・頸部にみられる正常細胞
  3.ホルモン細胞診
  4.子宮頸部の細胞診
  5.外陰・膣の細胞診
  6.子宮体部の細胞診
  7.妊娠・絨毛性疾患の細胞診
  8.卵巣の細胞診
 【2】呼吸器              
  1.呼吸器細胞診の歴史と役割
  2.肺の基本構造
  3.呼吸器細胞診の検体材料
  4.呼吸器の正常細胞・良性異型細胞・非細胞性物質
  5.肺癌集団検診と喀痰細胞診
  6.呼吸器の悪性腫瘍
  7.従隔腫瘍
 【3】消化器
 唾液腺の細胞診
  1.唾液腺の構造と正常細胞
  2.唾液腺腫瘍の特徴
  3.良性腫瘍
  4.悪性腫瘍
 消化管の細胞診
 (1)食道
  1.バレット食道
  2.上皮内腫瘍
  3.悪性細胞
 (2)胃
  1.胃の構造と正常細胞
  2.良性細胞
  3.良性上皮性腫瘍
  4.悪性上皮性腫瘍
  5.非上皮性腫瘍
 (3)小腸
 (4)大腸
  1.大腸の構造と正常細胞
  2.腺腫
  3.悪性腫瘍
 肝・胆・膵の細胞診
 (1)肝臓
  1.肝臓の構造と正常細胞
  2.良性異型細胞
  3.悪性細胞
 (2)胆嚢・胆管
  1.胆嚢・胆管の構造と正常細胞
  2.貯留胆汁細胞診の判定基準
  3.良性異型細胞
  4.悪性細胞
  5.胆道癌の前癌病変および初期癌病変
 (3)膵臓
  1.膵臓の構造と機能
  2.膵臓・膵管擦過材料の細胞診
  3.超音波内視鏡下の穿刺吸引細胞診
 【4】甲状腺
  1.甲状腺穿刺吸引細胞診の意義
  2.甲状腺の構造と機能
  3.材料採取と染色法
  4.甲状腺細胞診の報告様式
  5.甲状腺の濾過上皮細胞および細胞診で参考となる細胞所見
  6.甲状腺疾患と細胞所見
 【5】乳腺
  1.乳腺細胞診の意義
  2.乳腺の発生と基本構造
  3.乳腺腫瘍の病理組織分類
  4.乳腺細胞診の報告様式
  5.乳腺腫瘤の穿刺方法と細胞塗抹・処理方法
  6.乳腺腫瘤穿刺吸引材料にみられる良性細胞
  7.乳腺腫瘤穿刺吸引細胞診のみかた・考え方
  8.乳腺の良性腫瘍・良性病変の組織像と細胞所見
  9.乳腺の悪性腫瘍の組織像と細胞所見
  10. 乳頭分泌の細胞診
  11. 乳腺腫瘍の最近の概念
 【6】泌尿器
  1.泌尿器系臓器の構造と働き
  2.尿路疾患の細胞診
  3.腎腫瘍
  4.前立腺腫瘍
  5.精巣腫瘍
 【7】体腔液
  1.漿膜の構造と体腔液
  2.体腔液細胞診
 【8】リンパ節
  1.リンパ組織の構造と機能
  2.リンパ節の反応性・炎症性病変
  3.悪性リンパ腫
  4.転移性腫瘍
 【9】その他の領域の細胞診
 口腔領域の細胞診
  1.口腔・咽頭の構造
  2.口腔領域の組織分類と細胞診分類
  3.口腔領域の疾患と細胞所見
  4.口腔領域の細胞診のこれから
 中枢神経系の細胞診
  1.神経系の区分
  2.神経組織を構成する細胞と機能
  3.脳腫瘍
 脳脊髄液(髄液)の細胞診
  1.脳脊髄液(髄液)の機能と成分
  2髄液の細胞診標本作製の留意点
  3.髄液の細胞増多をきたす非腫瘍性疾患
  4.髄液にみられる腫瘍細胞
 骨・軟部腫瘍の細胞診
  1.骨の構造・機能
  2.骨腫瘍
  3.軟部腫瘍
著者紹介
索引

松浦 成昭(マツウラ ナリアキ)

松浦 成昭
大阪府立成人病センター 総長
大阪大学大学院医学系研究科 特任教授

南雲 サチ子(ナグモ サチコ)

南雲 サチ子
大阪大学大学院医学系研究科 特任教授

森井 英一(モリイ エイイチ)

森井 英一
大阪大学大学院医学系研究科 教授

NEWS・イベント・書評等

News 2020年11月13日

『実践細胞診テキスト』【学会販売のお知らせ】

第59回日本臨床細胞学会秋期大会
「細胞診の真価と進化」
11月21(土)、22(日)日 パシフィコ横浜
にて、
『実践細胞診テキスト―初心者からエキスパートまで』
(松浦成昭 監修/南雲サチ子,森井英一 編著)
を志学書店さま、文光堂書店さまに販売いただけることとなりました。

学会については本のご紹介ページ右下「HP」からもご覧いただけます。
https://www.jscc59atm.jp/index.html

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