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レジリエント・ヘルスケア

―複雑適応システムを制御する―

在庫あり
中島 和江 訳/Erik Hollnagel (エリック・ホルナゲル),Jeffrey Braithwaite (ジェフリー・ブレイスウェイト),Robert L. Wears (ロバート・ウィアーズ) 編著
A5判 350ページ 並製
定価3500円+税
ISBN978-4-87259-535-2 C3047
奥付の初版発行年月:2015年11月

内容紹介
目次
著者略歴

内容紹介

医療は時々刻々と変化する複雑適応システムであり,人々の柔軟性のある対応,すなわちレジリエンスこそがシステムをうまく機能させる源だとされている.本書は,医療安全向上のため,「失敗の原因を特定して対策を施し,失敗をなくす」という伝統的なアプローチではなく,「うまくいっていることに着目して先行的に対応し,うまくいくことを増やす」というレジリエンス・エンジニアリングアプローチを医療に応用するための理論と手法を解
説する. 

目次

序章 医療にレジリエンスが必要な理由

第1部 複数利害関係者と多重システムの複合体としてのヘルスケア
 第1章 ヘルスケアをレジリエントにするために:SafetyⅠからSafetyⅡへ
 第2章 レジリエンス、第2の物語、および患者安全の進歩
 第3章 ヘルスケアにおけるレジリエンスと安全:結ばれるか決別か
 第4章 SafetyⅠに対する社会文化的批判からSafetyⅡが学ぶこと
 第5章 「成功に注目すること」対「失敗の側に注目すること」:質は安全と同じか? 安全は質のことか?
 第6章 複雑適応システムとしてのヘルスケア

第2部 レジリエンスが個人,グループと組織の中で占める位置
 第7章 集中治療室におけるレジリエンス:ジュネーブ大学病院の事例
 第8章 社会技術環境における熟達化,柔軟性,レジリエンスの調査:ロボット手術に関するケーススタディ
 第9章 規制とヘルスケアのレジリエンスを調和させる
 第10章 組織の再編とレジリエントな組織:ヘルスケアにおける検討
 第11章 レジリエンスへの依存:過ぎたるは及ばざるがごとし?
 第12章 思慮に満ちた組織化とレジリエント・ヘルスケア

第3部 レジリエント・ヘルスケアの特性と実践例
 第13章 レジリエンスと成功を切り離して考える
 第14章 患者安全における適応行動と標準化
 第15章 患者のエンパワーメント促進とヘルスケアシステムのレジリエンス向上のためのPROMsの活用
 第16 章 レジリエント・ヘルスケア
 第17章 現場でのSafetyⅡ思考:日々の活動を支援する「ジャストインタイム」情報
 第18章 ジョーンズ夫人の呼吸困難:レジリエンスの枠組みで救えないか?

エピローグ ヘルスケアをレジリエントにする方法

参考文献
索引 

著者略歴

中島 和江(訳)(ナカジマ カズエ)
大阪大学医学部附属病院中央クオリティマネジメント部部長・病院教授、医学博士。
神戸女子薬科大学、大阪大学医学部、フルブライト奨学生としてハーバード公衆衛生大学院修士課程卒業。大阪大学医学部附属病院第二内科、市立豊中病院内科、ハーバードリスクマネジメントファンデーション損失予防部等を経て、2007 年より現職。
 これまでに大阪大学医学部(医学科および保健学科)・歯学部・薬学部、東京大学、弘前大学、兵庫医科大学、兵庫医療大学、神戸薬科大学等で医療安全に関する教鞭をとる。
 International Forum on Quality & Safety in Healthcare 2013( London )日本救急医学会総会、日本脳神経外科学会学術総会、日本整形外科学会学術総会、日本胸部外科学会学術集会総会、日本呼吸器外科学会総会、日本循環器学会学術集会等、国内外の学術集会や医療機関等で招待講演多数。
 受賞歴に、第8 回日本e-learning 大賞厚生労働大臣賞(2011 年)、平成24 年度「科研費」審査委員表彰( 2012 年)、第7 回「新しい医療のかたち」賞(2013 年)など。
 著書に『ヘルスケアリスクマネジメント(共著、医学書院、2000 )』、『医療安全ことはじめ(共著、医学書院、2010 )』、『有害事象の報告・学習システムのためのWHO ドラフトガイドライン(監訳、へるす出版、2011 )』『Resilient Health Care, Volume 2 :The Resilience of Everyday Clinical Work(第8 章著、Ashgate,2015)』など。
 これまでに、日本学術振興会特別研究員等審査会委員、国立大学医学部病院長会議常置委員会 組織の在り方問題小委員会 医療事故防止方策に関する作業部会委員、厚生労働省集中治療室における安全管理指針検討作業部会委員、日本医師会医療安全推進委員会委員、日本医療機能評価機構患者安全検討委員会委員、大阪府地方独立行政法人評価委員会委員などを務める。現在、日本救急医学会外部評価・審査委員会委員、JR 東日本ヒューマンファクター検討会委員などを務める。

Erik Hollnagel (エリック・ホルナゲル)(編著)(エリック・ホルナゲル)
PhD. 南デンマーク行政区品質管理センターのチーフコンサルタント、南デンマーク大学教授、
スウェーデンのリンショピン大学名誉教授。デンマーク、英国、ノルウェー、スウェーデン、フランスの大学、研究所、産業界において、原子力発電、宇宙・航空、ソフトウエア工学、地上交通、ヘルスケアなど、様々な専門領域における課題に取り組んできた。専門領域は、産業安全、レジリエンス・エンジニアリング、患者安全、事故調査、大規模社会技術システムの理解である。著者、編者として20 冊の書籍を出版し、そのうち4 冊がレジリエンス・エンジニアリングに関するものである。また多数の論文、書籍の章の執筆も行っている。近著に、FRAMthe Functional Resonance Analysis Method(邦訳:小松原明哲訳『社会技術システムの安全分析―FRAM ガイドブック』、海文堂出版、2013 年)、
Governance and Control of Financial Systems、Resilience Engineering in Practice:A Guidebook(邦訳:北村正晴・小松原明哲訳『実践レジリエンスエンジニアリング―社会・技術システムおよび重安全システムへの実装の手引き』、日科技連出版社、2014 年)、The ETTO Principle: Why Things that Go Right, Sometimes Go Wrong がある。

Jeffrey Braithwaite (ジェフリー・ブレイスウェイト)(編著)(ジェフリー・ブレイスウェイト)
BA, MIR (Hops), MBA, DipLR, PhD, FAIM,FCHSM. オーストラリアのニューサウスウェールズ大学のAustralian Institute of Health Innovation の創設者でCentre for Clinical Governance Research センター長、医学部教授を務める。ヘルスケアシステムの変化する性質を研究対象として、5,500 万オーストラリアドルの研究基金を得ている。500 件以上の論文等を発表。国内外500 以上の学会等で講演または座長を務め、60 回以上の基調講演を行っている。研究および教育において多数の受賞歴を有する。詳細はウェブページに記載あり。http://en.wikipedia.org/wiki/Jeff rey_Braithwaite

Robert L. Wears (ロバート・ウィアーズ)(編著)(ロバート・ウィアーズ)
MD, MS, PhD. 救急医、フロリダ大学救急医学教授、インペリアルカレッジロンドン臨床安全研究ユニット客員教授。救急医学患者安全財団の理事であり、Annals of Emergency Medicine,Human Factors and Ergonomics, Journal of Patient Safety およびInternational Journal of Risk and Safety in Medicine 等多くの学術雑誌の編集委員を務める。Patient Safety in Emergency Medicine および本書Resilient Healthcare の共同編者。研究テーマは、テクニカルワーク、レジリエンス・エンジニアリング、社会運動としての患者安全。

(上記内容は本書刊行時のものです。)

受賞・書評情報


2016年6月7日
『レジリエント・ヘルスケア』

書評
『OPE nursing 2016 vol.31.no.6』(メディカ出版)にてご紹介いただきました。

2016年5月17日
『レジリエントヘルスケア』

書評
『INFECTION CONTROL 2016 Vol.25』(メディカ出版)にてご紹介いただきました。

2016年4月9日
『レジリエント・ヘルスケア』

書評
『医学のあゆみVol.257.No.2』にてご紹介いただきました。

2016年3月14日
『レジリエント・ヘルスケア』

書評
『医療の質・安全学会誌2016 vol.1 no.1』にてご紹介いただきました。

2016年2月9日
『レジリエント・ヘルスケア』

書評
『日医ニュースNo.1306』(日本医師会)にてご紹介いただきました。

2016年1月6日
『レジリエント・ヘルスケア』

書評
『人間工学』(2015,Vol.51,No.6 日本人間工学会)、『日本医事新報』(2015,No.4782 日本医事新報社)にて紹介されました。