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アリスのことば学

不思議の国のプリズム

稲木 昭子沖田 知子

紙 版電子版

出版後150年たつ今なお世界中の人々を魅了する『不思議の国のアリス』にこめられた遊び心や面白さをことばにこだわって読み解く。

出版年月2015年03月01日
ISBN978-4-87259-499-7 C1080
判型・頁数 A5判・208ページ
定価本体2,000円(税込2,200円)
在庫在庫あり
内容紹介
目 次
著者略歴

出版後150年たつ今なお世界中の人々を魅了する『不思議の国のアリス』にこめられた遊び心や面白さを、ことばにこだわって読み解く。また、細かい語法や表現を虫眼鏡でじっとみる「虫の目」、鳥瞰図から大きな構図や仕掛けをみる「鳥の目」、時代の流れをこえてあせない魅力をみる「魚の目」といった多様な視点から迫るコラムも多数掲載し、ことば学というプリズムを通して、原著のことばと論理の多彩な輝きをとらえる。

『不思議の国のアリス』巻頭詩
プロローグ
第1章 地下の国へ
第2章 4×5=12?!―数字のマジック
第3章 ネズミの尾の上話―ねじれていく話
第4章 ぶっ飛ビル―ドタバタのメタ世界
第5章 おまえは誰じゃ?/おまえは大蛇!―かみあわない話
第6章 トンでもない豚児―変身話
第7章 おかしな茶会―ないのにあるとすます
第8章 白を赤に―問答無用
第9章 ニセ海亀の学校―しゃれ満艦飾
第10章 イセ海老のダンス―パロディ詩
第11章 ミセ掛けの裁判―ねばならぬなら、ねばならぬ
第12章 夢からさめて
エピローグ
あとがき
使用テキスト
参考文献
コラム 虫の目
 ①自分の足にプレゼント
 ②かけ算でチェック 4×5=12?!
 ③私は誰?
 ④itが指すもの
 ⑤少女は大蛇か
 ⑥豚児の変身
 ⑦ネコはイヌか
 ⑧ネコつかぬニヤ
 ⑨meaningとsaying
 ⑩トリックのレトリック
 ⑪もっとわかりやすく言えば
 ⑫選びようのない選言
 ⑬ニセ海亀誕生
 ⑭グリフォンのことば
 ⑮海の学校の教科
 ⑯所有のずれ
 ⑰何を指すのか?
コラム 鳥の目
 ①筒形望遠鏡
 ②不思議語
 ③キャロル登場
 ④登場人物の表記
 ⑤downの落し所
 ⑥メタ言語の世界
 ⑦ノックの意味
 ⑧時間/時漢潰し
 ⑨お代り
 ⑩ないのにあると
 ⑪「らしくあれ」
 ⑫全部間違えたら
 ⑬「ミセ掛け裁判」裁判
 ⑭アリスの伸び縮み
コラム 魚の目
 ①「不思議」のテキスト
 ②尾の上話―5番目の曲がり目
 ③ナンセンスとノンセンス

稲木 昭子(イナキ アキコ)

追手門学院大学名誉教授
兵庫県生まれ。大阪大学文学部卒業、同文学部研究科修士課程修了、同文学部助手を経て、現在に至る。
共著:『アリスの英語―不思議の国のことば学―』(研究社出版 1991)、『アリスの英語2―鏡の国のことば学―』(研究社出版 1994)、『コンピュータの向こうのアリスの国』(英宝社 2002)、『謎解き「アリス物語」―不思議の国と鏡の国へ』(PHP研究所 2010)など。

沖田 知子(オキタ トモコ)

大阪大学教授
兵庫県生まれ。大阪大学文学部卒業、同文学部研究科修士課程修了、同文学部助手を経て、現在に至る。
共著:『アリスの英語―不思議の国のことば学―』(研究社出版 1991)、『アリスの英語2―鏡の国のことば学―』(研究社出版 1994)、『コンピュータの向こうのアリスの国』(英宝社 2002)、『謎解き「アリス物語」―不思議の国と鏡の国へ』(PHP研究所 2010)など。

NEWS・イベント・書評等

書評・紹介 2017年3月22日

アリスのことば学

「英文学研究 第93巻」に書評が掲載されました。(評者:龍谷大学 堀田知子先生)


受賞 2015年6月15日

『アリスのことば学』が第2952回日本図書館協会選定図書に選ばれました。  


News 2015年5月15日

「ダ・ヴィンチNews」に『アリスのことば学』が紹介されました。

『不思議の国のアリス』150周年で関連書が続々! 注目は佐々木マキが挿絵のポップな新訳版
http://ddnavi.com/news/239201/