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現代スペインの劇作家 アントニオ・ブエロ・バリェホ 

独裁政権下の劇作と抵抗

在庫あり
岡本 淳子 著
A5判 286ページ 並製
定価3900円+税
ISBN978-4-87259-487-4 C3074
奥付の初版発行年月:2014年10月

内容紹介
目次
著者略歴

内容紹介

ブエロ・バリェホは現代スペイン演劇の第一人者。内戦で共和国支持で戦ったが、フランコ側の勝利に終わる。独裁制は戦後も続き、バリェホは国家権力による検閲や暴力への抵抗の体験を戯曲に生かす。その作品は時代と国家の狭い範囲に留まらず、大きな抑圧力をもつ公の歴史、普遍的な「敗者の歴史」を語り伝える。ロルカと並ぶその作品は人々の心をとらえ、いくつもの文学賞を受賞した。本邦初の本格的な紹介。 

目次

序章 なぜアントニオ・ブエロ・バリェホなのか?―七世紀から二〇世紀までのスペイン演劇の流れ―
第一章 フランコ政権と検閲
第二章 盲目が可視化する権力―『燃ゆる暗闇にて』における神話の解体―
第三章 絵画と視線の権力―『ラス・メニーナス』のなかのベラスケス―
第四章 敗者の叫びと歴史叙述―『サン・オビーディオの演奏会』の救済―
第五章 オーラル・ヒストリーのための戦略―国家のイデオロギーを可視化する『バルミー医師の二つの物語』―
第六章 権力と抵抗の関係―『バルミー医師の二つの物語』における内部からの抵抗―
第七章 無名の人々の救済―『明り取り』における記憶と歴史―
第八章 グロテスクなものの舞台化『理性の眠り』―ゴヤの幻想と黒い絵―
第九章 凶器からの覚醒と過去の責任―『財団』、寓話の解体という寓話―
終章 監獄から次の監獄へ―『燃ゆる暗闇』から『財団』へ―
参考文献
索引 

著者略歴

岡本 淳子(オカモト ジュンコ)
青山学院大学文学部英文学科をへて、大阪外国語大学大学院言語社会研究科言語社会専攻博士後期課程修了、博士号取得(言語文化学)。現在、大阪大学言語文化研究科言語社会専攻(講師)
「アントニオ・ブエロ・バリェホ」『スペイン文化事典』(共著、丸善出版、2011年)
「スペインの婦人参政権に関する一考察」『交錯する知―衣装、信仰、女性』(共著、思文閣出版、2014年)
「アントニオ・ブエロ・バリェホの『ラス・メニーナス』におけるベラスケスの絵画」(Estudios Hispanicos37号、大阪大学外国語学部スペイン語部会、2013年)ほか

(上記内容は本書刊行時のものです。)