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パスカルと身体の生

在庫あり
山上浩嗣
A5判 336ページ 上製
定価6300円+税
ISBN978-4-87259-477-5 C3016
奥付の初版発行年月:2014年10月

内容紹介
目次
著者略歴

内容紹介

パスカルの思索の中心にあるのは、人間の思考や知性の卓越性ではなく、つねに身体の影響をこうむる人間の精神、精神のはたらきを妨害する人間の身体である。身体は罪の源泉であり、真理の認識の障害であるが、他方でその身体の存在こそが、人間に罪の自覚を促し、真理への到達を希求させる。そうした希求を信と呼ぶならば、信はまさに身体という桎梏を必要とする。本書は、「愛」「習慣」「直感」「中間」「賭け」など、『パンセ』の中心主題をめぐるテクストの精読を通じて、パスカルのキリスト教弁証の試みにおける人間の身体、および身体をともなう人間の生の両義的な価値を明らかにする。 

目次

はじめに

第一章 愛と邪欲
  1.神への愛
  2.邪欲
  3.自己愛
  4.他者への愛

第二章 習慣と信
  1.信仰の起源としての習慣―実践から信心へ
  2.信仰の障害としての習慣
  3.習慣の必要性

第三章 sentiment-直感、感覚、繊細さ
  1.宗教的直感
  2.自然的直感
  3.身体を起源とする「感覚」
  4.繊細の精神

第四章 「中間」の両義性
  1.「中間」の主題とその意味
  2.「人間の不均衡」の断章
  3.中間者のモラル

第五章 病と死
  1.パスカルの病気
  2.病の象徴的意味と身体の神学的価値
  3.死への態度とキリスト者の位置

第六章 人間の尊厳
  1.「思考」と「気晴らし」
  2.「気晴らし」の倒錯性
  3.死を考えること
  4.「賭け」
  5.来世を望むこと

第七章 無知
  1.正義の無知
  2.学問的真理の無知
  3.自己の運命に関する無知

おわりに 

著者略歴

山上浩嗣(ヤマジョウヒロツグ)
大阪大学大学院文学研究科准教授。1966年大阪府生まれ。京都大学文学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。パリ・ソルボンヌ大学にて文学博士号取得。
専門はパスカルを中心とするフランス近世文学・思想。

(上記内容は本書刊行時のものです。)

受賞・書評情報


2015年9月30日
パスカルと身体の生

書評
『フランス哲学・思想研究』(20号,2015年9月,日仏哲学会)にて紹介されました。

2015年2月17日
『パスカルと身体の生』

書評
『図書新聞』(2/21発売)。パスカルの「護教論」における身体の機能を考察-身体の「逆説」的な役割を明らかにしようと試みる」(評者:野呂康氏)