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阪大リーブル25

ベルリン、歴史の旅

都市空間に刻まれた変容の歴史

在庫あり
平田 達治 著
四六判 324ページ 並製
定価2200円+税
ISBN978-4-87259-308-2 C1322
奥付の初版発行年月:2010年10月

内容紹介
目次
著者略歴

内容紹介

第一次大戦の敗北と虚脱,激しいインフレ,ワ
イマール共和国の首都,ナチス支配の中心,そ
して壁建設と東西冷戦の最前線へ.20世紀を通
し,ベルリンほど歴史の荒波に翻弄された都市は
ない.ユダヤ系の文人や芸術家が活躍し,独自の
都市文化を生んだ都市.毎年のように現地を訪問
し,陰と陽の両側面からベルリンの魅力的貌を紹
介. 

目次

序 『舞姫』のベルリン

枠構造の都市小説『舞姫』  
「歐羅巴の新大都」ベルリン  
「この自由なる大学」フリードリヒ・ヴィルヘルム大学  
獣苑(ティーアガルテン)  
「半天に浮かび出でたる凱旋塔の神女の像」  
クロスター巷の古寺  
マリーエン教会   
「天に身を落とす」エリスの住まい  
豊太郎の住むモンビシュウ街
ホテル・カイザーホーフ  公と私の対立構造

Ⅰ 中世から始まるベルリンの歴史

ケルンとベルリン―双子都市の誕生
熊の紋章とベルリン、ケルンの語源  
橋で繋がれた古ベルリン地区とケルン地区
メムハルトのベルリン最古の地図  
ウンター・デン・リンデンの建設
新地区の成立  
武器庫(Zeughaus)と「瀕死の戦士」の彫刻  
選帝侯から国王へ・王都ベルリンの誕生  
王宮とシャルロッテン宮  
軍人王フリードリヒ・ヴィル
ヘルム一世とプロイセン・ミリタリズム  
フリードリヒ二世(大王)と無憂宮  
フリードリヒ・フォーラムのオペラハウス  
王立図書館(コモーデ)  
フンボルトが創設したベルリン大学  
ナポレオン戦争と「ドイツ国民に告ぐ」  
日本人留学生も学んだ学都ベルリン

Ⅱ 凱旋パレードの舞台としてのリンデン街

ブランデンブルク門
ナポレオン軍にる城洗礼
「馬車泥棒」ナポレオン
フリードリヒ大王の騎馬像  
三月革命の挫折と王権の再興  
ビスマルクの登場、ケーニヒグレーツの会戦  
普仏戦争の勝利とドイツ帝国の樹立  
凱旋パレード  
「新ノイエ・ヴァッヘ衛兵所」  
帝政ドイツの官庁街・ヴィルヘルム通り 
狂気の果ての夢の跡  

Ⅲ 世紀末ベルリンと第一次大戦の敗北

科学技術の発展と都市基盤の充実  
国会議事堂の建設  
第一次大戦の勃発とウンター・デン・リンデン街の軍事パレード 
敗戦と帝政の崩壊、共和国家の誕生  
皇帝の退位から共和国宣言へ  
混乱の続く首都ベルリン 
政治空間の移動・共和国(旧国王)広場からヴィルヘルム街へ  
西の繁華街クーアフュルステンダムと大衆文化の繁栄
ドイツ映画の黄金期伝説のベルリン・カフェ
旧オーストリアやロシアの詩人たち
膨張を続けるベルリン 
エーベルトの死とヒンデンブルクの大統領選出

Ⅳ 寛容と迫害の都市空間

―ユダヤ文化の開花と抑圧―
啓蒙主義の首都
メンデルスゾーン、レッシング、ニコライの交友 
ユダヤ人女性主催の
文学サロンと出版人ニコライ
ベルリン最初のユダヤ人墓地  
ユダヤ系市民の活躍   
ヴァイセンゼー・ユダヤ人墓地  
「穀倉地区」への東方ユダヤ人の流入

Ⅴ 歴史の激動に翻弄されるベルリン

―ヴァイマル共和国の終焉から第三帝国を経て東西の分断へ―
シュトレーゼマンの葬儀  
ヒトラーの首相就任  
国会炎上  
オペラ座広場での焚書  
すべてを取り込むナチスの演出  
ナチス第三帝国の中枢・ヴィルヘルム街  
ベルリン・オリンピック  
第二次世界大戦と第三帝国の崩壊
廃墟のベルリン  
米英仏ソの四カ国共
同管理下のベルリン  
ドイツ民主共和国(DDR)の首都再建  
東西冷戦の最前線  
壁の構築・引き裂かれた都市ベルリン  
壁の展示場

Ⅵ 壁の崩壊と再統一

「陸の孤島」西ベルリン  
封殺されたブランデンブルク門  
地下鉄の幽霊駅  
都心の国境
駅・フリードリヒシュトラーセ駅  
対立緩和への動き  
交通の要衝・ポツダム広場  廃
墟のポツダム広場  
壁が走る冷戦下の最前線  
首都再生の拠点  
歴史を刻む国会議事堂  
国会議事堂の再建  
再生の首都を一望する展望テラス  
新首相府と新中央駅  






 

著者略歴

平田 達治(著)(ヒラタ タツジ)
1934年奈良生まれ。大阪大学大学院文学研究科(独文学専攻)修士課程修了。大阪大学大学院言語文化研究科教授を経て、1998年同大学を停年退官。大阪大学名誉教授。

(上記内容は本書刊行時のものです。)