カート

よく検索される書籍>マルタ語コロナ禍の声を聞く二重読みされる中華民国争う学力格差を克服する学校文化光ってなに?

全ての書籍 シリーズ・叢書大阪大学総合学術博物館叢書自然科学生物学・環境医学・歯学・薬学 森野旧薬園と松山本草

大阪大学総合学術博物館叢書 7

森野旧薬園と松山本草

高橋 京子森野 てる子

紙 版

日本最古の民間植物園「森野旧薬園」とその創始者・初代藤助賽郭が残した彩色図絵「松山本草」の世界をカラーで読み解く。

出版年月2012年03月
ISBN978-4-87259-217-7 C1345
判型・頁数 A4判・96ページ
定価本体2,400円(税込2,640円)
在庫在庫あり
内容紹介
目 次
著者略歴

森野旧薬園(奈良県宇陀市大宇陀区)は森野家10代目、初代藤助賽郭により創始された日本最古の私設植物園である。
森野家は約400年の間、吉野葛製造業を営んできた旧家であり、森野旧薬園は藤助賽郭が享保年間に、幕府採薬使、植村左平次に同行した功で江戸幕府より下賜された薬草を植えたのが始まりで、江戸期の薬草を今に伝える史跡である。以前生産していたカタクリ粉の原料であるカタクリの群生地としても知られている。
晩年、藤助賽郭が薬園の植物などを写生したものが、彩色図絵「松山本草」である。薬草を中心に植物、昆虫、鳥獣、貝が描かれており、森野家で門外不出で守られてきた。
森野旧薬園と松山本草は当時栽培・自生していた薬用植物の姿を現代に伝える貴重な資料であり、大和の自然環境を知るタイムカプセルである。
図絵の一部を薬草を中心に紹介し、吉野葛、カタクリ、大和当帰などについてもそのルーツや生産について図とともに解説。その生産と図譜の薬草と現生植物、生薬をカラーページで同時に見ることができる。

Ⅰ 森野旧薬園とは

Ⅱ 葛根と吉野本葛

Ⅲ 松山本草の世界

Ⅳ 薬草のタイムカプセル−旧薬園に生きる植物

Ⅴ 国産生薬のルーツとマテリアルサイエンス

高橋 京子(タカハシ キョウコ)

大阪大学総合学術博物館 准教授

森野 てる子(モリノ テルコ)

㈱森野吉野葛本舗取締役

NEWS・イベント・書評等

書評・紹介 2014年9月10日

『森野旧薬園と松山本草』

『チルチンびと季刊81秋』(風土社)にて紹介。「先人の知恵を守り継ぐ 森野旧薬園と大宇陀を訪ねて」

お客様向け情報

第1刷 正誤表

PDF