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懐徳堂朱子学の研究

陶 徳民

紙 版

近世大阪にあって公儀と不即不離の関係を保ち、独自の学風を築いた懐徳堂朱子学派の学問・思想の伝統と特質を、豊富な史料に基づいて考察した本格的な研究書。
"懐徳堂は,1724年に大坂の有力町人が教養のために開設した私塾であったが,のち官許を得て大坂学問所となり,近世日本の思想史上もっとも独創的な思想家と評される山片蟠桃・富永仲基らを輩出した.
この学校の初期教育を基礎づけた五井蘭洲の「無鬼論」を中心として,蘭洲に影響を受けた後輩の学者たちも対象とし,懐徳堂朱子学派の学問・思想の伝統と特質を考察することを本書の主要課題としている."

出版年月1994年01月
ISBN978-4-87259-002-9 C3021
判型・頁数 A5判・422ページ
定価本体6,500円(税込7,150円)
在庫品切れ・重版未定
内容紹介
目 次
著者略歴

近世大阪にあって公儀と不即不離の関係を保ち、独自の学風を築いた懐徳堂朱子学派の学問・思想の伝統と特質を、豊富な史料に基づいて考察した本格的な研究書。
"懐徳堂は,1724年に大坂の有力町人が教養のために開設した私塾であったが,のち官許を得て大坂学問所となり,近世日本の思想史上もっとも独創的な思想家と評される山片蟠桃・富永仲基らを輩出した.
この学校の初期教育を基礎づけた五井蘭洲の「無鬼論」を中心として,蘭洲に影響を受けた後輩の学者たちも対象とし,懐徳堂朱子学派の学問・思想の伝統と特質を考察することを本書の主要課題としている."

序論 近世儒学史における懐徳堂朱子学の位置
1章 朱子哲学の研鑽
2章 天文・地理の探究
3章 経世策の考案
4章 徂徠学批判
5章 古代史観と神道批判
6章 無鬼論
むすび 懐徳堂朱子学の諸特性
付録 懐徳堂をめぐる研究史

陶 徳民(トウ トクミン)